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DMステートメント

SASプログラムエディタ、ログ、プロシジャ出力、テキストエディタの各コマンドをSASステートメントとしてサブミットします。

該当要素: 任意の場所
カテゴリ: プログラム制御

構文

引数

window

アクティブウィンドウを指定します。

デフォルト ウィンドウ名を指定しない場合は、デフォルトとしてプログラムエディタウィンドウが使用されます。

'command(s)'

任意のウィンドウコマンドまたはテキストエディタコマンドを指定します。コマンドは一重引用符で囲む必要があります。複数のコマンドを発行する場合は、それらをセミコロンで区切ります。

CONTINUE

DMステートメントの後ろに続くSASステートメントをプログラムエディタで実行します。このDMステートメントのウィンドウコマンドがウィンドウを呼び出す場合、その呼び出されたウィンドウをアクティブにします。

たとえば、autoexecファイルなどで、ログウィンドウをアクティブウィンドウに指定し、そのDMステートメントの後ろに他のSASステートメントを指定した場合、コントロールがSASインターフェイスに返されるまでこれらのステートメントはSASにサブミットされません。
ヒント SASステートメントでアクティブにされるこれらのウィンドウ(アウトプットウィンドウなど)は、アクティブになる前から表示されています。

詳細

DMステートメントは、SASにサブミットされると実行されます。次のように、このステートメントを使用してウィンドウ環境を変更することができます。
  • SASセッション実行中にSASインターフェイス機能を変更する。
  • autoexecファイルにDMステートメントを指定し、SASセッションを開始するたびにSASインターフェイスの機能を変更する。
  • ウィンドウアプリケーションでユーティリティ機能を実行する(FILEコマンドを使用したファイルの保存、CLEARコマンドを使用したウィンドウの消去など)。
次のように、ウィンドウの指定位置によってステートメントの結果は異なります。
  • コマンドの前にウィンドウを指定した場合、コマンドは指定したウィンドウに適用されます。
  • コマンドの後にウィンドウを指定した場合、コマンドの実行後に指定したウィンドウをアクティブウィンドウにします。このアクティブウィンドウは開かれており、カーソルが移動されています。

例1: DMステートメントの使用

  • dm 'color text cyan; color command red';
  • dm log 'clear; pgm; color numbers green' 
       output;
  • dm 'caps on';
  • dm log 'clear' output;

例2: CONTINUEオプションを、ウィンドウをアクティブにしないSASステートメントと組み合わせて使用する

この例では、まず、SAS/AFアプリケーションの最初のウィンドウを表示します。次にDATAステップを実行してから、このSAS/AFアプリケーションウィンドウの最初のフィールドにカーソルを移動し、このウィンドウをアクティブにします。
dm 'af c=your-program' continue;
data temp;
   . . . more SAS statements . . .
run;

例3: CONTINUEオプションを、ウィンドウをアクティブにするSASステートメントと組み合わせて使用する

この例では、まず、SAS/AFアプリケーションの最初のウィンドウを表示します。次に、PROC PRINTステップを実行し、アウトプットウィンドウをアクティブにします。アウトプットウィンドウを閉じると、カーソルが最後にアクティブだったウィンドウに移動します。
dm 'af c=your-program' continue;
proc print data=temp;
run;

例4: DMステートメントを使用してResults Viewerウィンドウを表示する

次の例では、Results Viewerウィンドウを表示します。また、このアクションを実行するファンクションキーを定義できます。
dm 'next "results viewer"' continue;
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