前のページ|次のページ

VLENGTH関数

指定した変数のコンパイル時(配分された)サイズを返します。

カテゴリ: 変数情報
制限事項: DATAステップのみで使用します。

構文

VLENGTH(variable)

必須引数

variable

スカラまたは配列参照として表される変数を指定します。

制限事項 式は引数として使用できません。

比較

  • LENGTHは、実行時に変数を調べ、末尾の空白を削除して長さを判断します。VLENGTHはコンパイル時の定数値を返します。この値は最大長を反映します。
  • LENGTHCはVLENGTHと同じ値を返しますが、LENGTHCはどの呼び出し環境でも使用でき、引数にどのような式でも使用できます。
  • VLENGTHは指定した変数の長さを返します。一方、VLENGTHXは、変数名を判別するために引数を評価します。その後、その変数名に関連付けられたコンパイル時のサイズを返します。
  • VLENGTHは引数として式を受け入れません。VLENGTHXは式を受け入れますが、指定した式の値で配列参照を示すことはできません。
  • 関連する関数が、変数名、入力形式、出力形式など他の変数属性の値を返します。リストについては、カテゴリ別のSAS関数とCALLルーチンの変数情報の関数を参照してください。

SASステートメントとその結果を次に示します。
SASステートメント
結果
length x $8;
x='abc';
y=vlength(x);
z=length(x);
put y=;
put z=;
y=8
z=3

関連項目:

関数:
前のページ|次のページ|ページの先頭へ