前のページ|次のページ

FOPTNUM関数

外部ファイルで使用できる、ファイル名やレコード長などの情報項目の数を返します。

カテゴリ: 外部ファイル

構文

FOPTNUM(file-id)

必須引数

file-id

ファイルが開いたときに割り当てられた識別子です。ファイルは、通常FOPEN関数によって開かれます。

詳細

一般情報

ファイルに使用可能な情報項目の数は、動作環境およびファイルの種類によって異なります。

Windows環境でのFOPTNUMの詳細

ファイルの場合、FOPTNUMによって6が返されます。ファイルに使用可能な6つの情報項目を次に示します。
  • ファイル名
  • RECFM
  • LRECL
  • ファイルサイズ(バイト単位)
  • Last Modified
  • Create Time
パイプの場合、FOPTNUMにより4が返されます。パイプに使用可能な情報項目を次に示します。
  • 名前の付いていないパイプアクセスデバイス
  • PROCESS
  • RECFM
  • LRECL
FOPTNUM関数の使用例については、Windowsでパイプデバイスタイプを使用時のファイル属性を参照してください。

UNIX環境でのFOPTNUMの詳細

UNIXでは、すべての種類のファイルに次の5つの情報項目を使用できます。
  • ファイル名
  • 所有者名
  • グループ名
  • アクセス権限
  • ファイルサイズ(バイト単位)
ファイル名を連結する場合、追加の情報アイテム(ファイルリスト)を使用できます。パイプファイルを使用している場合、唯一使用可能な情報アイテムはPIPEコマンドです。
FOPEN関数で指定されたopen-modeにより、 FOPTNUM が返す値が決まります。
オープンモードとFOPTNUM値
オープンモード
FOPTNUM値
利用可能な情報アイテム
追加
入力
更新
連結ファイルに対して6
単一ファイルに対して5
利用可能なすべての情報アイテム。
出力
連結ファイルに対して5
単一ファイルに対して4
ファイルは、入力に開いているため、ファイルサイズ情報の種類は利用できません。
シーケンシャル
(パイプデバイスタイプを使用します。)
1
利用できる唯一の情報アイテムはPIPEコマンドです。
FOPTNUM関数の使用例については、UNIXでパイプデバイスタイプを使用時のファイル属性を参照してください。

z/OS環境でのFOPTNUMの詳細

z/OS環境で使用可能な情報項目は、その環境の構成によって異なります。z/OS環境の情報項目数の定義については、DINFO関数の表を参照してください。

比較

  • FOPTNAMEを使用して、特定の動作環境で使用できる項目の名前を決定します。
  • FINFOを使用して、特定の情報項目の値を取得します。

この例では、ファイル参照名MYFILEを使用して外部ファイルを開き、システムに依存する使用可能なファイル情報項目の数を決定します。
%let fid=%sysfunc(fopen(myfile));
%let infonum=%sysfunc(foptnum(&fid));

関連項目:

前のページ|次のページ|ページの先頭へ