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XML名前空間の要素

XML名前空間を定義します。

構文

NAMESPACES count="number"
NS id="number" <prefix="name">

要素

NAMESPACES count="number" XMLV2 Only

このオプション要素には、XML名前空間を定義するための1つ以上のNS要素を含めます。 たとえば、<NAMESPACES count="2">のように記述します。

XMLMap名前空間要素を使用すると、XML名前空間により修飾される同じ名前の要素を含むXMLドキュメントをインポートできるようになります。また、XMLMap名前空間要素を使うと、インポートされたXMLドキュメント内に含まれているXML名前空間を維持することや、SASデータセットから名前空間を含むXMLドキュメントをエクスポートすることが可能となります。
XML名前空間とは、URI (Uniform Resource Identifier)を使用して要素名や属性名を修飾することによりそれらの名前を区別するW3C規格です。たとえば、あるXMLドキュメントにCUSTOMER要素とPRODUCT要素が含まれており、両方の要素が1つのネストされたID要素を含んでいる場合、XML名前空間は、それぞれのネストされたID要素を一意なものにします。

count="number"

定義されるXML名前空間の数を指定します。

要件 count=属性は必須です。この属性に指定する値は、NS要素の総数に一致しなければなりません。
XMLMapに名前空間要素を挿入する

NS id="number" <prefix="name"> XMLV2 Only

このオプション要素は、一意のURLを参照することによりXML名前空間を定義します。URIとは、インターネット上のリソースを識別する文字列です。 URIは、XMLパーサーにより単純な文字列として扱われます。URIを指定した場合でも、必ずしもそのURIを使用して情報が取り出されるとは限りません。 最も一般的なURIとしては、インターネットドメインアドレスを特定するURL (Uniform Resource Locator)が挙げられます。URIを名前空間名として使用する場合、XML名前空間に関するW3C規格と同じ規則に従う必要があります。 たとえば、<NS id="1" prefix="freq"> http://www.hurricanefrequency.com </NS>のように記述します。

注: URIでは非エスケープ文字を使用しないことを推奨します。

id="number"

XML名前空間のID番号を指定します。

要件 id=属性は必須です。
変数定義では、定義しようとしている要素に先立って、ID番号を場所パスに含める必要があります。詳細は、PATH syntax="type"を参照してください。

prefix="name"

参照されるURIに関連付けられる修飾名を指定します。この接頭辞は、要素や属性がどのXML名前空間に所属しているかを示すために、各要素および属性で使用されます。接頭辞名は、要素名に関するW3C規格と同じ規則に従う必要があります。

要件 参照されるURIは一意でなければなりません。
NS要素の総数は、NAMESPACES要素内のcount=属性の値と一致する必要があります。
ヒント URIでは非エスケープ文字を使用しないことを推奨します。
XMLMapに名前空間要素を挿入する
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