THREADNUM=では、SPD Engineデータセットの処理のためにSPD Engineで起動される
I/Oスレッドの最大数を指定できます。THREADNUM=値は、次のSPD Engine
I/O処理のいずれにも適用されます。
THREADNUM=の調整によって、システム管理者は、SPD Engineで任意のプロセスに使用可能なCPUリソースのレベルを調整できます。たとえば、64ビットプロセッサシステムでTHREADNUM=4を設定すると、プロセスが多くとも4CPUまでに制限されるので、他のユーザーまたはアプリケーションのスループットを高められます。
THREADNUM=が1より大きい場合は、並列処理が発生する可能性が高くなります。したがって、物理的な順序が出力では保持されない場合があります。
また、このオプションを使用すると、WHERE式評価のスケーラビリティも探索できます。
SPDEMAXTHREADS=システムオプションでは、システムリソースの消費に上限が課されるため、THREADNUM=値が制約されます。
注: SASシステムオプションNOTHREADSはSPD Engineには影響しません。
注: THREADNUM=1を設定すると、並列処理は発生しなくなります。これはデフォルトBase SAS Engineと一致した動作です。