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INDEXPATH= LIBNAMEステートメントオプション

SPD Engineデータセットに関連付けられた2種類のインデックスコンポーネントファイル(.hbxおよび.idx)を格納するパスまたはパスのリストを指定します。

デフォルト: LIBNAMEステートメントに指定されたプライマリパス
エンジン: SPD Engineのみ

構文

INDEXPATH=('path1' <'path2'...>)

必須引数

'path'

一重引用符あるいは二重引用符で囲んだ完全パス名をかっこ内に指定します。複数の引数はスペースで区切ります。

注: INDEXPATH=オプションに指定したパス名はライブラリごとに一意であることが必要です。同じパス名を参照しているが異なるLibdefでは、データが失われる場合があります。

詳細

メタデータコンポーネントファイルとは違って、インデックスコンポーネントファイルはプライマリパスに置く必要はありません。詳細については、インデックスコンポーネントファイルの記憶域 を参照してください。
INDEXPATH=オプションを使用するとインデックスI/Oを別の物理パスやデバイスに移動させることができます。これによってパフォーマンスが向上します。詳細については、I/Oのパフォーマンスを向上させる機能 を参照してください。
SPD Engineは、指定された場所に2つのインデックスコンポーネントファイルを作成します。INDEXPATH=オプションで複数のパスが指定されている場合、最初のパスはランダムに選択されます。複数のパスが指定された場合、インデックスコンポーネントファイルは最初のパスで作成され、最初のパスがいっぱいになると次のパスにオーバーフローします。
注: ローカルでマウントされたドライブにデータを格納し、リモートコンピュータからデータにアクセスする場合は、LIBNAMEの指定時にリモートパス名を使用します。たとえば、/data01および/data02 がlocalAコンピュータにローカルでマウントされたドライブである場合は、LIBNAMEステートメントでパス名/nfs/localA/data01および/nfs/localA/data02を使用します。

例: インデックスコンポーネントファイルの作成

次の例では、インデックスコンポーネントファイルを、パス/disk1/idxflow1、/disk2/idxflow2、および/disk3/idxflow3にわたって作成します。
libname mylib spde '/metadisk/metadata'
                  datapath= ('/disk1/dataflow1' '/disk2/dataflow2' 
                              '/disk3/dataflow3')
                  indexpath=('/disk1/idxflow1' '/disk2/idxflow2' 
                              '/disk3/idxflow3' );
最初のインデックスコンポーネントファイルのパスはランダムに選択されます。SASは、最初の場所にインデックスコンポーネントファイルを置き、その場所がいっぱいになるまで周期的にそこを使い続けます。たとえば、/disk2/idxflow2がランダムに選択された場合は、そこに最初のインデックスコンポーネントファイルが置かれます。その場所がいっぱいになったときインデックスコンポーネントファイルは、/disk3/idxflow3、その後/disk1/idxflow1にオーバーフローします。
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