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I/Oのパフォーマンスを向上させる機能

I/Oパフォーマンス向上の概要

SPD Engineには、I/Oパフォーマンスを向上させる機能がいくつかあります。これらの機能によってI/Oバウンドアプリケーションのパフォーマンスを劇的に高められます。このとき、大量のデータはアプリケーションに配信して処理する必要があります。

複数のディレクトリパス

SPD Engineではいくつかのボリュームにわたる複数の物理ファイルを単一の論理ファイルとして参照できるので、コンポーネントの種類ごとに複数のディレクトリパスとデバイスを指定できます。非常に大きなデータセットの場合、この機能によって、オペレーティングシステムで課される可能性があるファイルサイズ制限をすべて回避できます。

データファイルと関連インデックスの物理的分離

コンポーネントファイルの各種類はそれぞれ異なる場所に格納できるので、コンポーネントファイルの格納場所の決定時にファイル依存関係を考慮する必要はありません。考慮が必要なのは、コスト、パフォーマンス、およびディスク領域の可用性のみです。

WHEREの最適化

SPD Engineでは、WHEREステートメントで指定された基準を満たすためにオブザベーションを評価するのに最適な方法が自動的に決定されます。WHEREステートメントの効率性は、式の変数にインデックスを付けるかどうかなどの因子によって変わります。WHERE評価プランナがSPD Engineに含まれます。これにより、インデックスを使用するWHER式評価の最適化に使用する最適な方法を選択できます。
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