前のページ|次のページ

処理パフォーマンスを向上させる機能

自動的な並べ替え機能

SPD Engineの自動並べ替え機能によって、大きなデータセットを処理するSASアプリケーションの時間とリソースが節約されます。SPD Engineでは、BY句を指定したSASステートメントをサブミットする前にSORTプロシジャを呼び出す必要はありません。SPD EngineでBY句が検出される際、データはまだ並べ替えられておらず、BY変数のインデックスも付いていません。SPD Engineによる自動的なデータ並べ替えでは、永久データセットに影響は及ばず、新しい出力データセットも作成されません。

インデックスを使用したクエリ

パフォーマンスを最大にするには大きなデータセットにインデックスを付けます。インデックスによって、インデックス付き変数に対する迅速なWHERE式評価が可能になります。SPD Engineは、複数のCPUを利用して、インデックスコンポーネントファイルを効率的に検索します。
注: 変数名に次の特殊文字のいずれかが含まれている場合は、(VALIDMEMNAME=EXTENDオプションを指定しても)変数に対して単一インデックスも複合インデックスも作成できません。
"  *  |  \  :  /  <  >  ?  - .

並列処理でのインデックス作成

さらに、SPD Engineでは、大きなデータセットのインデックス付けに時間がかからないように、並列インデックス作成がサポートされています。SPD Engineでは、データセットの追加操作または挿入操作が、並列実行の可能な一連のステップに分解されます。並列処理のレベルは、データセットに存在するインデックスの数によって決まります。インデックスが多いほど、インデックス作成時に並列処理が多く活用されます。ただし、インデックスの作成には、ユーティリティのファイル領域とメモリリソースが必要です。
注: 変数名に次の特殊文字のいずれかが含まれている場合は、(VALIDMEMNAME=EXTENDオプションを指定しても)変数に対して単一インデックスも複合インデックスも作成できません。
"  *  |  \  :  /  <  >  ?  - . 
前のページ|次のページ|ページの先頭へ