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STARTOBS= LIBNAMEステートメントオプション

ユーザー定義のオブザベーション処理範囲における開始オブザベーション番号を指定します。

デフォルト: データセット内の最初のオブザベーション
制限事項: STARTOBS=は入力データセットにのみ使用
OBS=システムまたはデータセットオプション、あるいはFIRSTOBS=システムまたはデータセットオプションと一緒には使用不可
操作: STARTOBS=データセットオプション
ENDOBS= LIBNAMEステートメントオプション
ENDOBS=データセットオプション
エンジン: SPD Engineのみ

構文

STARTOBS=n

必須引数

n

開始オブザベーションの番号。

詳細

デフォルトでは、SPD Engineで、STARTOBS=オプションとENDOBS=オプションを使用してオブザベーションの範囲を指定しない限り、データセット全体のすべてのオブザベーションが処理されます。ENDOBS=オプションをSTARTOBS=オプションなしで使用した場合、STARTOBS=の暗黙値は1になります。両方のオプションを一緒に使用する場合、STARTOBS=値をENDOBS=値よりも小さくする必要があります。
デフォルトBase SAS EngineオプションFIRSTOBS=と違い、STARTOBS=およびENDOBS= SPD EngineオプションはLIBNAMEステートメントで使用できます。
注: FIRSTOBS=デフォルトBase SAS Engineオプションは、SPD Engineではサポートされていません。OBS=システムオプションおよびOBS=データセットオプションは、STARTOBS=もしくはENDOBS=データセットまたはLIBNAMEオプションと一緒には使用できません。
(WHERE処理でのSTARTOBS=データセットオプションの使用については、SPD Engine データセットオプションを参照してください。)

比較

STARTOBS=データセットオプションで、STARTOBS= LIBNAMEステートメントオプションが上書きされます。

例: WHERE式の使用

次の例では、WHERE式(PROC PRINTにあるage >13)で適合した5つのオブザベーションを出力します。5つのオブザベーションは、データセットにある2番目のオブザベーションから開始して6つのオブザベーションが処理された結果です。
libname growth spde 'SAS-library' startobs=2;
data growth.teens;
   input Name $ Sex $ Age Height Weight;
datalines;
Alfred M 14 69.0 112.5
Carol F 14 62.8 102.5
James M 13 57.3 83.0
Janet F 15 62.5 112.5
Judy F 14 64.3 90.0
Philip M 16 72.0 150.0
William M 15 66.5 112.0
;
proc print data=growth.teens;
   where age >13;
run;
出力は次のとおりです。
STARTOBS=
2番目のオブザベーションから開始した出力結果
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