SAS Anti-Money Laundering 6.3には、SAS Visual Analytics Administrator and Reporting,が含まれます。これにより、すぐに使用が可能なアラートレポートが有効になります。このリリースから、規制対応レポートに対象情報が事前設定され、電子申告レポートの処理が自動化されます。さらに、ユーザーインターフェイスの拡張によって、すべてのデータグリッドのページング、取引のCSVファイルへのエクスポート、メモ入力のために再設計されたインターフェイスでの処理、複数カラム並べ替えの実行が可能になります。また、Apache
Solrの統合によって、検索機能が拡張されます。
2016年1月に、SAS Anti-Money Laundering 6.3M1が出荷されました。
ここでは、このリリースの新機能の一部を説明します。
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エンティティのトリアージと呼ばれる新しい効率化されたユーザーインターフェイスを使用すると、エンティティによってアラートのレビューと配置を行えます。
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新しいCurrency Transaction Reportingシナリオをアラート生成プロセスで使用できます。このシナリオは、24時間以内のキャッシュモニタリングのためのものです。
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Currency Transaction Reportingレポートと免税者の指定レポートを作成できます。どちらのレポートでも電子申告がサポートされています。
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規制対応レポート90Dレビューにより、規制対応レポートの初回申告後(90日後)の必須連続レビューに対するケースが自動的に作成されます。
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Visual Scenario Designerは、現在はSAS Anti-Money Launderingと統合されています。Visual Scenario Designerでシナリオの開発とテストを行い、そのシナリオをSAS
Anti-Money Launderingにインポートして、アラート生成プロセスで使用できます。