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SAS/ACCESS

リレーショナルデータベース用SAS/ACCESS 9.4インターフェイス

SAS 9.4では、複数のSAS/ACCESSエンジンが追加されました。
  • SAS/ACCESS Interface to Amazon Redshift
  • SAS/ACCESS Interface to Hadoop
  • SAS/ACCESS Interface to HAWQ
  • SAS/ACCESS Interface to Impala
  • SAS/ACCESS Interface to PI System
  • SAS/ACCESS Interface to PostgreSQL
  • SAS/ACCESS Interface to SAP HANA
  • SAS/ACCESS Interface to Vertica
注: SAS/ACCESS Interface to ImpalaとSAS/ACCESS Interface to PI SystemがSAS 9.4M2に追加されました。SAS/ACCESS Interface to HAWQがSAS 9.4M3に追加されました。SAS/ACCESS Interface to Amazon Redshiftが2016年4月に追加されました。
これらの新しいエンジンは、LIBNAMEステートメントとSQLパススルー機能からエンジンへの直接、透過的なアクセスを提供します。LIBNAMEエンジンでサポートされている各種LIBNAMEステートメントオプションとデータセットオプションを使用して、SASに返されるデータを制御できます。
詳細については、What’s New in SAS/ACCESS 9.4 Interface for Relational Databases (SAS/ACCESS for Relational Databases: ReferenceSAS/ACCESS Interface to the PI System: Reference)を参照してください。

SAS/ACCESS 9.4 to Amazon Redshift

SAS/ACCESS 9.4の2016年4月リリースから、Amazon Redshiftに対するサポートが追加されました。このインターフェイスは、LIBNAMEステートメントとSQLパススルー機能からAmazon Redshiftデータへの直接的、透過的なアクセスを提供します。
SAS 9.4M4から、Amazon Redshiftエンジンの名前はredshiftになります。バルクロードに対するサポートが追加されました。SQLGENERATIONシステムオプションに対するサポートが追加されました。プロシジャFREQ、MEANS、RANK、REPORT、SORT、SUMMARY、TABULATEのデータベースへのプッシュダウンに対するサポートが追加されました。
詳細については、SAS/ACCESS for Relational Databases: Referenceを参照してください。

Windows環境とUNIX環境のSAS/ACCESS 9.4 Interface to DB2

SAS 9.4M4から、TIMESTAMP値について以前のバージョンのDB2の数値精度を維持するために新しい環境変数SAS_DB2_TS_REDUCE_SCALEが追加されました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to Hadoop

SAS 9.4M2から、HiveServer2がデフォルトのHiveプロトコルとしてサポートされます。WebHDFSサービスを使用すると、Hiveテーブルの作成と追加を行えます。Hive 0.12についてはTIMESTAMP、DATEおよびVARCHAR、Hive 0.13についてはCHARのHiveデータ型がサポートされます。また、IBM InfoSphere BigInsights 2.1を使用してHive権限および認証がサポートされます。詳細については、Hadoopのサポートを参照してください。
SAS 9.4M4では、Knox、Kerberos、Sentry、Record Serviceを使用する追加セキュリティ機能に対してサポートが追加されました。一時テーブルに対するサポートが追加されました。ANALYZE=とSCRATCH_DB= LIBNAMEのオプションとデータセットオプションが追加されました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to HAWQ

SAS 9.4M3から、SAS/ACCESS Interface to HAWQが新しいインターフェイスとして追加されました。このインターフェイスは、LIBNAMEステートメントとSQLパススルー機能からHAWQへの直接的、透過的なアクセスを提供します。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to Microsoft SQL Server

SAS 9.4M3から、SAS/ACCESS Interface to Microsoft SQL Serverで、Microsoft Windows for x64プラットフォームおよびMicrosoft Windows x86プラットフォームがサポートされます。
SAS 9.4M4では、次の項目のサポートが追加されています。
  • Microsoft Azure SQLデータベース
  • SASでのIn-Database処理のSQLコード生成を可能にするSQLGENERATIONシステムオプション
  • プロシジャFREQ、MEANS、RANK、REPORT、SORT、SUMMARY、TABULATEをIn-Databaseで実行する機能

SAS/ACCESS 9.4 Interface to MySQL

SAS 9.4M4では、SSL_CA=、SSL_CERT=、SSL_CIPHER=、SSL_KEYデータセットオプションに対するサポートが追加されました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to Netezza

SAS 9.4 M4では、PRESERVE_USER= LIBNAMEオプションとそれに対応する環境変数SAS_NETEZZA_PRESERVE_USERに対するサポートが追加されました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to OLE DB

SAS 9.4M4では、CHAR_AS_NCHAR=LIBNAMEオプションのサポートが追加されました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to Oracle

SAS 9.4M2から、Oracle SQL*LoaderユーティリティのかわりにOracle Direct Path APIを使用すると、バルクロードを実行できます。Oracle 12cからは、SAS出力におけるSAS文字変数のデフォルトのデータ型は、変数の長さに応じてVARCHAR2かCLOBのどちらかになります。
SAS 9.4M4から、新しいLIBNAMEオプションDBENCODINが追加され、ライブラリ参照名のエンコーディングを変更できるようになりました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to PC Files

SAS/ACCESS 9.4 Interface to PC Filesを使用して、PCファイルを元のソース形式とSASデータセット間で交換(インポートとエクスポート)できます。ファイルのネイティブPC形式とSASデータセット間の移動は、IMPORT/EXPORTプロシジャ、インポート/エクスポートウィザード、またはLIBNAMEステートメントを使用して行われます。
SAS/ACCESS 9.4では、Microsoft Excel XLSXファイルをサポートするために複数の拡張が行われました。たとえば、新しいMicrosoft Excel XLSXワークシートを既存のワークブックに追加したり、ワークブック内の既存のワークシートを置き換えたりできます。Excel XLSXファイルはUNIXに直接エクスポートできます。このリリースでは、DBMS=XLSXを指定すると、PC Files Serverにアクセスすることなく、直接、UNIX環境とMicrosoft Windows環境にあるExcelワークブックの読み取りと書き込みが行えます。
IMPORTとEXPORTプロシジャで使用されるステートメントのRANGE=、SHEET=、GETNAMES=、GUESSINGROWS=が更新されました。RANGE=とSHEET=によるMicrosoft Excel XLSXファイルの名前の特殊文字の処理方法が変更されました。
EXPORTプロシジャでサポートされたENCRYPTKEY=オプションは、AES暗号化SASデータセットのエクスポートに必要なキー値を指定します。Base SAS ENCRYPTKEY=データセットオプションのサポートも追加されました。
SAS/ACCESS 9.4は、バージョン7以降の形式で保存されたJMPファイルからデータをインポートし、バージョン7以降の形式のJMPファイルにSASデータをエクスポートします。これらの新しいファイル形式のサポートによって、JMP Graph Builder iPadなどのアプリケーションからJMPファイルにアクセスできるようになります。SAS/ACCESS 9.4では、32,767を超える変数を含むJMPファイルのインポートとエクスポートもサポートされます。JMP変数名の最大長は255文字です。
SAS/ACCESSライセンスがなくても、JMPファイルに対してBase SAS IMPORTとEXPORTプロシジャを使用できるため、前述の情報はSAS 9.4にも適用されます。
以前のSASリリースでは、JMPファイルのインポートとエクスポートにMETAステートメントが使用されていました。SAS 9.4では、このステートメントはサポートされなくなりました。かわりに、拡張属性が自動的に使用されます。拡張属性がファイル内にある場合、そのファイルのインポートまたはエクスポート時に、自動的に新しいファイルに転送されます。たとえば、拡張属性のあるJMPファイルをインポートすると、その属性は自動的に新しいSASデータセットに付加されます。
ROWSTATEデータ型はJMPによって生成され、複数の行レベルの特性の保存に使用されます。JMPファイルに行の属性情報が含まれる場合、PROC IMPORTでは、この情報が_rowstate_という名前の新しい変数として保存されます。EXPORTプロシジャで_rowstate_という名前の列が見つかると、その列は出力JMPファイルで行の属性情報に変換されます。詳細については、SAS/ACCESS Interface to PC Files: Referenceの“JMP Data Types”を参照してください。
SAS/ACCESS 9.4から、Stataファイルをインポートする場合、複数のStata欠損値を読み込み、.aから.zまでやシングルドット(.)などの複数のSAS特殊欠損値に27欠損値までマッピングすることができます。
PC Files Serverを64ビットまたは32ビットWindowsオペレーティングシステムにてMicrosoft WindowsサービスまたはWindowsアプリケーションとして操作できます。SAS/ACCESS 9.4からは、マシンにMicrosoft OfficeまたはACEドライバが未インストールの場合、64ビットバージョンのSAS PC Files Serverがデフォルトになります。詳細については、SAS PC Files Server: Installation and Configuration Guideを参照してください。(このドキュメントは、SAS 9.4M2から使用できるようになりました。)
SAS/ACCESS 9.4M2 Interface to PC FilesにXLSXと呼ばれる新しいSAS LIBNAMEエンジンが追加されています。これにより、Microsoft Excel XLSXファイルと、Linux、UNIX、およびMicrosoft Windows動作環境上のSASとのデータの読み取りと書き込みを直接行えます。
SAS/ACCESS 9.4M4 Interface to PC Filesで、XLSXファイル形式のMicrosoft Excelファイルの作成がサポートされます。
詳細については、What’s New in SAS/ACCESS 9.4 Interface to PC Files (SAS/ACCESS Interface to PC Files: Reference)を参照してください。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to the PI System

SAS/ACCESS Interface to the PI Systemの2016年2月のリリースには、次の新機能があります。
  • PI System Asset Frameworkに対するサポートが追加されました。Asset Frameworkでは、階層的組織が時系列データに追加されます。
  • PI Systemイベントフレームに対するサポートが追加されました。イベントフレームでは、ビジネスにとって重要なイベントの処理をトラッキングします。
  • SAS/ACCESS Interface to the PI SystemをUNIX環境で実行できるようになりました。
SAS/ACCESS 9.4M4 Interface to the PI Systemに次の新機能が含まれています。
  • 時系列センサデータの要約のPicom_Summary仮想テーブルに対するサポートが追加されました。CALCULATION_BASIS=およびMEDIAN=データセットオプションはPicomp_Summaryテーブルに関係しています。
  • MIXED=データセットオプションを使用すると、異なるデータ型のデータをPicompテーブルにマージできます。
  • SHOWINDEX=およびTAGLIST_JOINデータセットオプションに対するサポートが追加されました。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to PostgreSQL

SAS 9.4M4では、次の項目のサポートが追加されています。
  • SASでのIn-Database処理のSQLコード生成を可能にするSQLGENERATIONシステムオプション
  • プロシジャFREQ、MEANS、RANK、REPORT、SORT、SUMMARY、TABULATEをIn-Databaseで実行する機能

SAS/ACCESS 9.4 Interface to R/3

SAS 9.4M3から、2つの新しいCALLRFCプロシジャオプションおよびLIBNAMEオプションが使用可能になります。エンジンがSAP NetWeaver RFCライブラリを使用するように指定するには、NETWEAVERオプション使用します。エンジンがSAPクラシックRFCライブラリを使用するように指定するには、CLASSICオプションを使用します。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to SAP ASE

SAS 9.4M4から、Sybase製品の名前はSAP ASEになります。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to SAP HANA

SAS 9.4M3では、次の新機能と拡張が使用可能です。
  • SQLステートメントで分析ビューを使用する場合、メジャーを集計する必要があります。SAS 9.4M3から、SAS/ACCESSエンジンでは、分析ビューのメタデータに基づき集計されたメジャーを使用してデフォルトステートメントが生成されます。
  • SAP HANAには、新しいPARMSTRING=およびPARMDEFAULT= LIBNAMEデータセットオプションがあります。PARMSTRING=オプションでは、変数名と値の組み合わせの文字列を引用符で囲んで指定します。PARMDEFAULT= オプションでは、SAP HANAエンジンが、メタデータの指定どおりに変数およびパラメータのデフォルトを使用する必要があるかどうかを指定します。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to SAP IQ

SAS 9.4M4から、Sybase IQ製品の名前はSAP IQになります。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to Teradata

SAS 9.4M3から、次の機能が新規追加または拡張されました。
  • SAS/ACCESSでは、Teradata 14.10以降を使用するユーザーに対して32文字までのオブジェクト名がサポートされます。
  • Teradata Walletセキュリティ機能に対するサポートが追加されました。
SAS 9.4M4から、Kerberosでのシングルサインオン(SSO)に対するサポートが追加されています。

SAS/ACCESS 9.4 Interface to Vertica

SAS 9.4M4では、次の項目のサポートが追加されています。
  • SASでのIn-Database処理のSQLコード生成を可能にするSQLGENERATIONシステムオプション
  • プロシジャFREQ、MEANS、RANK、REPORT、SORT、SUMMARY、TABULATEをIn-Databaseで実行する機能
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最終更新: 2017/07/28