前のページ|次のページ

SAS LASR Analytic Server

SAS LASR Analytic Server 2.5

SAS LASR Analytic Server 2.5では、次を始めとする多くの更新が行われました。
  • 2つの自動テーブルが用意され、サーバーとテーブルのメモリ使用のモニタに使用できます。2つのテーブル名は、_T_LASRMEMORYと_T_TABLEMEMORYです。これらのテーブルはSAS LASR Analytic Serverライブラリで自動的に使用できるようになっています。
  • IMSTATプロシジャは、次のように拡張されています。
    • AGGREGATEステートメントが拡張されて、KEEPRECORDオプションとKEEP=オプションをサポートします。KEEPRECORDオプションを使用すると、INTERVAL=オプションとWINDOWINT=オプションに指定されたID=値を持つ入力オブザベーションが集計されて、入力オブザベーションごとの集計値が追加されます。KEEP=オプションを使用して、アクティブテーブルからODSテーブル出力または一時テーブルに変数が転送されます。
    • NEURALステートメントがIMSTATプロシジャに追加されました。このステートメントを使用して、フィードフォワード人工ニューラルネットワーク(ANN)を学習します。このステートメントは、学習済みネットワークを使用してデータセットセットをスコアリングすることもできます。
    • SAVEステートメントが拡張されて、CSVオプションをサポートします。このオプションにより、HDFSにIn-Memoryテーブルをカンマ区切り値の形式で保存できます。
    • SERVERPARMステートメントが拡張されて、TABLECEILINGオプションをサポートします。このオプションにより、管理者がテーブルが使用するメモリにソフト制限を設定できます。
    • CODE=を使用してSAS DATAステップのコードの生成をサポートする分析ステートメントが拡張されました。分析対象のアクティブテーブルに'profit (%)'nなどの名前リテラル構文が必要な特殊文字や国際文字を含む列が存在する場合、生成されたコードにも名前リテラル構文が使用されます。この拡張は次のステートメントに適用されます。
      • CLUSTER
      • DECISIONTREE
      • GENMODEL
      • GLM
      • LOGISTIC
      • NEURAL
      • RANDOMWOODS
詳細については、SAS LASR Analytic Serverの製品ドキュメントページとSAS Visual Analyticsのソフトウェア製品ページを参照してください。

SAS LASR Analytic Server 2.4

SAS LASR Analytic Server 2.4では、次を始めとする多くの更新が行われました。
  • 圧縮In-Memoryテーブルがサポートされます。HDFSエンジンのSASデータでは、HDFSへの圧縮形式のテーブルの追加もサポートされます。
  • IMSTATプロシジャは、次のように拡張されています。
    • AGGREGATEステートメントが新しく追加されました。1つ以上の変数の値を集計するために使用されます。四分位数や重複しない値のカウントを含む、多くの集計方法を使用できます。
    • FORECASTステートメントが拡張されて、ゴールシーク分析がサポートされています。
    • COMPUTEステートメントで追加された列を削除するためにDROPCOLUMNステートメントが追加されています。
  • RECOMMENDプロシジャが拡張されて、一時In-Memoryテーブルでのレコメンデーションの保存がサポートされるようになりました。また、このプロシジャは、In-Memoryテーブルからのトランザクションデータの読み取りをサポートするようにも拡張されています。ARMメソッドが最近のアクティビティに基づいて新しい項目のレコメンデーションを作成するために、このプロシジャが使用されます。

SAS LASR Analytic Server 2.3

SAS LASR Analytic Server 2.3では、次を始めとする多くの更新が行われました。
  • 新しいRECOMMENDプロシジャによって、レコメンダシステムを開発できます。レコメンダシステムの共通の目標は、パーソナライズされたレコメンデーションを作成することです。
  • IMSTATプロシジャが拡張されて、In-Memory統計プログラミングを使用できるようになりました。統計プログラミングを可能にするプロシジャステートメントは、データおよびサーバー管理のステートメントとは別にライセンスされます。SAS In-Memory Statistics for Hadoopは、統計ステートメントを含むオファリングです。
  • In-Memoryテキスト分析をサポートするために、TEXTPARSEステートメントがIMSTATプロシジャに追加されています。このステートメントは、データおよびサーバー管理ステートメントとは別にライセンスされます。

SAS LASR Analytic Server 2.1と2.2

SAS LASR Analytic Serverは分析プラットフォームとして機能し、高速で安全な、複数ユーザーによるIn-Memoryデータへのアクセスを可能にします。データセットが小規模な場合は、単一マシンにサーバーが配置されます。データ量が多い場合は、分散コンピューティング環境にサーバーが配置されます。
SAS LASR Analytic Server 2.1ではサーバーが拡張され、管理者に分散配置に対してメモリの使用制限を適用するコントロールを提供します。IMSTATプロシジャは、管理者がIn-Memoryテーブルを管理できるように拡張されています。
SAS LASR Analytic Server 2.2では、IMSTATプロシジャが拡張され、単純なスタースキーマでのIn-Memoryテーブルの結合とIn-Memoryテーブル全体の追加をサポートします。DATAステップは、In-Memoryでのスコアリングの実行をサポートするように拡張されています。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ
最終更新: 2017/07/28