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散布図タスク

散布図タスクについて

散布図タスクでは、データ点のパターンまたは集中部を明らかにすることによって2つまたは3つの変数の関係を示すプロットを作成できます。たとえば、2次元散布図では、クラスに参加している全生徒の身長と体重を表示できます。

例:身長と体重の散布図

この例では、身長と体重の散布図を作成します。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、グラフフォルダを展開し、散布図をダブルクリックします。散布図タスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.CLASSデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    X 変数
    身長
    Y 変数
    体重
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
身長と体重の散布図

役割へのデータの割り当て

SQL WHERE句を適用して入力データセットのデータをサブセット化できます。Where stringボックスに、有効なSQL構文を入力します。文字列のオペランドは、一重または二重引用符で囲む必要があります。結果のグラフでこのWHERE句を表示するには、フットノートとして含めるチェックボックスを選択します。
散布図タスクを実行するには、X 変数およびY 変数役割に列を割り当てる必要があります。
オプション名
説明
役割
X 変数
X軸の変数を指定します。
Y 変数
Y軸の変数を指定します。
グループ変数
データのグループ化に使用される変数を指定します。各グループ値のプロット要素は、それぞれ異なる視覚属性によって自動的に区別されます。
マーカーのラベル変数
各データ点にラベルを表示します。変数を指定した場合は、その変数の値がデータラベルとして使用されます。変数を指定しなかった場合は、Y変数の値がデータラベルとして使用されます。
URL 変数
HTMLページ内でプロットの一部を選択したときに表示されるWebページのURLを格納した文字変数を指定します。
当てはめプロット
注: このオプションは、数値変数を割り当てている場合にのみ使用できます。
回帰
当てはめ回帰線を使用したプロットを作成します。平均の信頼限界および個々の予測値の予測限界を含めるかどうかを指定できます。Alphaオプションでは、信頼限界の信頼水準を指定します。次数オプションでは、多項式当てはめの度合いを指定します。
Loess
当てはめレス曲線を作成します。信頼限界を含めるかどうかを指定できます。Alphaオプションでは、信頼限界の信頼水準を指定します。
注: このオプションは、入力データセットが2,000未満のオブザベーションを含む場合にのみ使用可能です。
PBSpline
当てはめ罰則付きBスプライン曲線を作成します。平均の信頼限界および個々の予測値の予測限界を含めるかどうかを指定できます。Alphaオプションでは、信頼限界の信頼水準を指定します。

オプションの設定

オプション名
説明
タイトルとフットノート
出力にカスタムのタイトルとフットノートを指定できます。このテキストのフォントサイズを指定することもできます。
マーカーの詳細
マーカーの記号の種類、色およびサイズを指定できます。プロットの透明度を指定することもできます。範囲は0 (完全に不透明)~1 (完全に透明)です。
マーカーのラベル
フォントサイズ
マーカーのラベル変数役割に変数を割り当てた場合にプロット内のラベルの外観を指定します。
X軸、Y軸
グリッド線を表示する
軸の各目盛り位置にグリッド線を作成します。
ラベルを表示する
軸ラベルを表示します。デフォルトでは、変数名がラベルとして使用されます。
カスタマイズするには、目的のラベルをカスタムラベルボックスに入力します。
凡例の詳細
凡例の場所
凡例の配置場所(軸エリアの外または内)を指定します。
グラフサイズ
グラフの幅と高さをインチ、cmまたはピクセルで指定できます。
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