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データベーステーブルのインポート

データベーステーブルをインポートするには、該当するデータベースに対応したSAS/ACCESS製品をライセンスしていること、および同ソフトウェアがSAS Workspace Serverで適切に設定されていることが必要となります。次のデータベースからインポートできます。
  • サーバーデータベース: SAS Data Set、Aster、DB2、Greenplum、MySQL、Netezza、ODBC、Oracle、PostgreSQL、Salesforce、SAP HANA、SQL Server、Teradata、Vertica
  • Hadoopデータベース: BigInsights、Cloudera、Cloudera Impala、Pivotal HAWQ、Hortonworks、MapR、Pivotal HD
注: メニュー選択は異なりますが、BigInsights、Cloudera、Hortonworks、MapR、Pivotal HDはすべてSAS/ACCESS Interface to Hadoopを使用します。
データベーステーブルをインポートするには、次の操作を行います。
  1. インポートデータウィンドウで、サーバーまたはHadoopデータベースのリストからデータベース名を選択します。リストには、ライセンスを受け設定されている、管理者によってユーザーに使用が許可されたSAS/ACCESS製品のデータソースのみが含まれます。
    サーバー上のSASデータセットをインポートする場合、詳細については、サーバー上のSASデータセットのインポートを参照してください。
  2. 接続情報を指定します。接続情報の指定について重要なポイントを次に示します。
    • サーバーフィールドは、サーバーのホスト名に対応しています。いくつかのデータベースは、多くの場合、サーバーとポートの組み合わせではなく、データソース名を使って接続します。
    • DBMSテーブル名フィールドで、複数のテーブルを同時にインポートできます。これを行うには、Ctrlキーを押しながら、テーブルの選択ウィンドウでテーブル名を選択します。インポートの間、ステータス列のアイコンは、テーブルが正常にインポートされたか、失敗したか、キャンセルが選択されたかを示します。備考列のリンクをクリックすることにより、ログやエラーメッセージなどの追加情報を表示できます。
    特定のデータベースに関する接続の詳細は、データベース接続に関するヒントのトピックを参照してください。
    ほとんどのフィールドは大文字と小文字を区別します。たとえば、データベースフィールドでのproductsの値指定は、PRODUCTSの値指定と同一の扱いにならない場合もあります。大文字と小文字の区別は、データベースベンダによって異なります。さらに、一部のデータベースではスキーマを使用します。スキーマが明示的に指定されていない場合、一部のデータベースでは、スキーマとしてユーザーIDを自動的に使用します。ユーザーIDフィールドとスキーマフィールドは大文字と小文字を区別することに注意してください。不明な場合はデータベース管理者に確認してください。
  3. 参照をクリックして、インポートするテーブルを指定します。
  4. (オプション)オプションを展開して、追加の接続オプションを指定します。追加の接続オプションの指定について重要なポイントを次に示します。
    • Databaseオプションフィールドの有効な値に関する詳細は、SAS/ACCESS for Relational Databases: Referenceを参照してください。操作しているデータベースのタイプに関するデータセットオプションのトピックを表示します(たとえば、ODBCのデータセットオプション)。
    • SASシステムオプションフィールドを使用して、次のような環境変数を指定します。
      set=SAS_HADOOP_JAR_PATH="/path/to/files"
      optionsキーワードは、このフィールドに指定したオプションでサブミットされます。
  5. (オプション)詳細をクリックしてライブラリ設定や場所の設定を確認します。必要があれば、それらを変更します。
    エクスプローラやデザイナを使用してデータをインポートする、データの作成機能を持っていないユーザーは、詳細セクションへのアクセス権を持っていません。このようなユーザーはデータを汎用エリアにインポートできます。または、プライベートな場所にデータを保存を選択すると、他のユーザーがデータにアクセスできなくなります。
  6. OKをクリックします。
テーブルのインポートに成功すると、パスワードを除く接続情報が保存されます。これにより、追加のテーブルのインポートや、同じテーブルの再ロードが簡単に行えるようになります。
同じテーブル名を使って既存のテーブルのデータを再ロードするには、次の操作のいずれかを実行する必要があります。
  • 当初テーブルのデータをインポートしたときに使用したものと同じライブラリと出力フォルダを使用します。
  • 当初テーブルのデータをインポートしたときとは異なるライブラリと出力フォルダを指定します。
テーブルの再ロードに失敗すると、ログにエラーメッセージが含まれない場合があります。この場合、ログはテーブル上で最後に成功した操作に関する情報を表示する可能性があります。
注: 単一のテーブルをインポートしている場合は、キャンセルできません。複数のテーブルをインポートしている場合は、キャンセルを選択できます。ただし、キャンセルがサブミットされたときに処理されているテーブルはキャンセルされず、ロードが完了します。
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最終更新: 2019/12/17