データベース接続に関するヒント

Hadoopテーブルをインポートする場合の追加オプション

SAS Visual Analyticsは、BigInsights、Cloudera、Cloudera Impala、Pivotal HAWQ、Hortonworks、MapR、Pivotal HDからデータをインポートする場合に利用できるセルフサービスオプションを提供しています。これらの各データベースでは、管理者による個別のセットアップが必要となります。

これらのデータベースのすべてに共通する接続タイプは、HiveまたはHiveServer2に接続した後、テーブルをインポートします。

HadoopクラスタがSAS Embedded Processで構成されている場合、SAS LASR Analytic Serverへの並列ロードを実行できます。この場合、データのインポートウィンドウで次のいずれかを指定します。

SAS システムオプションフィールドで、SAS_HADOOP_CONFIG_PATH環境変数を指定します。管理者がすでに値を指定している場合、この処理は必要ありません。
構成フィールドで、Hadoop構成ファイルのパスを指定する必要があります。

お使いのサイトによっては、これ以外のオプション指定も必要となる場合があります。Hadoopからの並列ロードの設定の詳細については、SAS Visual Analytics: Installation and Configuration Guide (Distributed SAS LASR)の“Where Do I Locate My Analytics Cluster”を参照してください。

ODBCテーブルをインポートする場合の追加オプション

接続オプションの指定フィールドには、データソース名を使用する代わりに、ODBCデータベースに接続する別の方法が表示されます。利用可能なオプションの詳細については、SAS/ACCESS for Relational Databases: ReferenceのLIBNAME Statement Specifics for ODBCトピックを参照してください。

Oracleテーブルをインポートする場合の追加オプション

パスフィールドの値は、tnsnames.oraファイル内のネットサービス名に関連します。tnsnames.oraファイルは、SAS Web Application Serverマシン上でOracleクライアントのインストール時に生成されます。このファイルは通常、Oracleインストールディレクトリ(/opt/oracle/app/oracle/product/10.2.0/db_1/network/admin/tnsnames.oraなど)に保存されます。接続情報として使用されるネットサービス名は、このファイル内にあります。次の図を参照してください。

PostgreSQLテーブルをインポートする場合の追加オプション

スキーマフィールドは、テーブルを参照するときは大文字と小文字を区別しませんが、インポートを実行するときは大文字と小文字を区別します。このため、スキーマに大文字と小文字を間違って指定した場合、テーブルを正常に見つけてテーブルの選択ウィンドウで選択できます。ただし、インポートに失敗します。この場合、スキーマ名についてデータベース管理者にお問い合わせください。

Teradataテーブルをインポートする場合の追加オプション

Teradata管理サーバーフィールドは、同じデータアプライアンス上でSAS LASR Analytic Serverを共存させるかどうかを決定するために使用されます。SAS LASR Analytic ServerとTeradataデータベースを同一のデータアプライアンス上に共存させる場合、Teradata管理サーバーフィールドに、SAS LASR Analytic Serverが使用する名前が含まれていることを確認します。

SAS Visual AnalyticsとTeradataデータベースが同一データアプライアンス上に共存していない場合、データを並列して転送できるようにそれらを設定できます。並列ロードに関する詳細は、SAS Visual Analytics: Installation and Configuration Guide (Distributed SAS LASR)のWhere Do I Locate My Analytics Clusterトピックを参照してください。