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レポートの印刷

レポート、レポートセクションまたはレポートオブジェクトのPDFを作成できます。作成後、そのPDFを印刷できます。

印刷に関する一般的な注意点

印刷する場合の注意点は次のとおりです。
  • コントロールはPDFに取り込まれません。ただし、コントロール内の情報は付録に表示されます。
  • 情報ウィンドウ、レポートプロンプト、セクションプロンプト、プロンプトコンテナはPDFに取り込まれません。ただし、プロンプトコンテナ内にあるレポートオブジェクトに適用されるフィルタは付録に表示されます。
  • 垂直コンテナは現在選択されているレポートオブジェクトのみを印刷します。水平コンテナ、スタックコンテナは、スペースに余裕があれば現在選択されているレポートオブジェクト以外も印刷できます。
  • テーブル、クロス表、ゲージ、コンテナのコンテンツすべてを、レポートセクションのレイアウトで部分的にのみ使用可能なコンテンツと一緒に参照するには、クリップコンテンツを展開するを選択します。各レポートオブジェクトは、レポートの最後に、別々のページに表示されます。
    ヒント
    生成されたPDFで、展開アイコンをクリックすると、デザイナのレポートセクションのレイアウトでクリップされたコンテンツが表示されます。
  • リスト表またはクロス表にスクロールバーがあると、スクロールされた内容の一部が印刷されない場合があります。ただし、デザイナに表示される行や列よりも多く印刷される場合があります。印刷機能は、PDF内のページ上で使用可能なスペースを埋めようとします。
  • デザイナから印刷されるリスト表またはクロス表には、レポートが配信された後に同じリスト表またはクロス表が印刷されるときよりも多くの行が表示される場合があります。これは、印刷時に、デザイナ内のレポートの状態が考慮されるためです。印刷機能は、デザイナ内の表示に一致させようとします。配信されたレポートを印刷するとき、印刷機能で一致するレポート状態がありません。
  • レポートオブジェクトに高カーディナリティフィルタがあり、追加情報の表示オプションが選択されていると、印刷された付録ではフィルタ詳細が切り捨てられる場合があります。
  • 5,000以上のセルが選択されているクロス表は印刷できません。
  • レポートの作成に使用したフォントがPDFを生成するサーバーで使用できるフォントに一致しない場合、印刷されたレポートのフォントが異なることがあります。
  • Mozilla Firefoxを使ってデザイナから印刷をする場合は、Firefoxでリンクを新しいウィンドウで開くのではなく、新しいタブで開く設定にしなければなりません。この変更の手順は、Firefoxのリリースによって異なる場合があるため、Firefoxのドキュメントを参照してください。かわりに、Microsoft Internet ExplorerやGoogle Chromeのような、サポートされている別のブラウザを使用することもできます。

Stored ProcessまたはStored Processレポートの印刷に関する注意点

Stored ProcessやStored Processレポートからの出力の印刷について重要なポイントを次に示します。
  • Stored Processからの出力は新規ページで始まります。
  • Stored Processは、%STPBEGINマクロと%STPENDマクロを使用する必要があります。これらのマクロは、Stored Processからの出力を生成および配信するための標準機能を提供します。詳細については、SAS Stored Processes: Developer’s Guideの“Using the %STPBEGIN and %STPEND Macros”を参照してください。
  • Stored Processでは、PDFセキュリティをオフにする必要があります。
  • PDF出力を生成するように、Stored Processレポートを設定する必要があります。Stored Processレポートが参照しているStored Processの場合、_ODSDEST変数をPDFに設定します。または、_ODSDEST変数のStored Processパラメータを定義して、Stored ProcessレポートでそのパラメータをPDFの値に設定します。また、処理時間を削減し、Stored Processが生成するPDFと最終PDFのサイズを減らすために、_ODSOPTIONS変数をnotocに設定することを推奨します。ODSオプションの詳細については、SAS Stored Processes: Developer’s Guideの“Using the %STPBEGIN and %STPEND Macros”を参照してください。

レポート、レポートセクションまたはレポートオブジェクトの印刷

レポート、レポートセクションまたはレポートオブジェクトに説明、フィルタ、警告、エラー、表示ルールの凡例が含まれている場合、デフォルトでは、付録がPDFに含められます。
印刷可能なレポートのPDFを作成するには、次の操作を行います。
  1. ファイル次にPDFに出力を選択するか、または印刷ボタンをクリックします。印刷ウィンドウが表示されます。
  2. 用紙サイズ方向余白を選択します。選択した情報は、当該レポート向けに保存されます。
    用紙サイズでカスタムを選択すると、用紙の高さを指定できます。カスタム用紙サイズの場合、用紙の方向は変更できません。
  3. (オプション)レポートのオプションを選択します。
    印刷オプションに関する詳細を次に示します。
    • カバーページを含めるチェックボックスをオンにすると、カバーページに、レポートの名前(レポートが保存されていない場合はラベル)、印刷要求の日付、ユーザー名、ページ数が表示されます。説明の追加をクリックして、表紙の説明テキストウィンドウで表紙の追加テキストを入力します。
      注: PDF に出力ウィンドウでキャンセルをクリックした場合、表紙の説明は保存されません。
    • 表紙を含めるチェックボックスの選択をクリアすると、カバーページに追加した追加テキストが破棄されます。
    • テーブルの空の行と列を表示するオプションは、リスト表とクロス表の両方にあります。
    • レポート、レポートセクションまたはレポートオブジェクトにパラメータ、説明、フィルタ、警告、エラー、表示ルールの凡例が含まれている場合、デフォルトでは付録情報を表示オプションが選択されます。
      付録情報を表示オプションが指定され、レポート、レポートセクションまたはレポートオブジェクトにパラメータ、説明、フィルタ、警告、エラー、表示ルールの凡例が含まれていると、付録が作成されます。PDFに含められるように選択した各レポートオブジェクトには、付録内のレポートオブジェクトを参照できるように自動的に値が割り当てられます。たとえば、印刷するアイテムの選択リストで2つのレポートオブジェクトを選択するとします。最初のレポートオブジェクトには値A1.1が割り当てられ、2番目のレポートオブジェクトには値A1.2が割り当てられます。最初のレポートオブジェクトには説明が含まれ、2番目のレポートオブジェクトには適用されたフィルタが含まれているとします。最初のレポートオブジェクトの説明はA1.1ヘッダーの下の付録に表示されます。2番目のレポートオブジェクトのフィルタはA1.2ヘッダーの下の付録に表示されます。
  4. 印刷するアイテムの選択リストで選択します。レポート、レポートセクションまたはレポートオブジェクトを選択できます。
  5. 印刷をクリックします。PDFがブラウザに表示されます。
  6. (オプション)印刷ウィンドウで行った変更を保存したい場合、レポートを保存します。
    ヒント
    他のユーザーにレポートを配信する場合、レポートと一緒に保存した印刷オプションが使用されます。保存された印刷オプションによって、レポートの外観にも影響を与えられます。
レポートセクションを印刷するには、セクションタブ上の下矢印ボタンをクリックして、section-nameをPDFに出力を選択します。
レポートオブジェクトを印刷するには、キャンバスでレポートオブジェクトを右クリックして、<report-object-name>をPDFに出力を選択します。Stored Processには、同じポップアップメニューの選択項目はありません。
付録に表示できるアイコンを次の表に示します。
アイコン
説明
フィルタアイコン
レポートオブジェクトがフィルタを含んでいることを示します。
警告アイコン
レポートオブジェクトが警告を含んでいることを示します。
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最終更新: 2019/12/17