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テキストモードでデータ式を編集

テキストモードの概要

SAS Visual Analyticsでは、式エディタを使用して、フィルタの作成と編集、アイテムの計算、アイテムの集計が行えます。式エディタのテキストタブを使用すると、式をテキストとして編集できます。
演算子やデータアイテムを式に追加するには、それらを式にドラッグアンドドロップするか、または演算子やデータアイテムの名前を入力します。
テキストを入力する場合、提案リストが表示されます。たとえば、dateと入力すると、"date"という文字で始まる名前の演算子やデータアイテムを選択できるドロップダウンリストが表示されます。
式に変更を加えると、変更後の式が自動的に評価され、それが有効であるかどうかが判定されます。式が有効でない場合、メッセージタブにエラーが表示され、OKボタンが無効になります。式が評価される際に、短い遅延が発生することがあります。

演算子パラメータの指定

演算子を式に追加する場合、その演算子で必要となるパラメータが中かっこで囲んで表示されます。たとえば、x - y演算子を式に追加すると、式は{Number} — {Number}のように表示されます。
ユーザーは入力するパラメータ値により、中かっこで囲まれている文字列全体(中かっこを含む)を置き換える必要があります。たとえば、{Number} を12で置き換えるか、またはExpensesのようなデータアイテムで置き換えます。
Ctrl + Shift + Spaceキーを押すと、式の中の次の演算子を自動的に選択できます。

データアイテム名とグローバルパラメータ名の指定

データアイテム名とグローバルパラメータ名はプレーンテキストで入力します。大文字小文字は区別されません。データアイテムは出力形式'data-item-name'n、グローバルパラメータは出力形式'parameter-name'pを使用して正式に名前を入力できます。ビジュアルタブに切り替えると、名前はすべて正式な出力形式へと変換されます。
注: 名前に引用符が含まれている場合、バックスラッシュ文字を使用してその引用符をエスケープする必要があります。
注: 名前に空白が含まれている場合、正式な出力形式を使用する必要があります。
注: データアイテム名またはグローバルパラメータ名に演算子と同じ文字列が含まれている場合、正式な出力形式を使用する必要があります。たとえば、Yearという名前のカテゴリ名がある場合、Year演算子との衝突を避けるために、同カテゴリ名を'Year'nとして入力します。

フォーマットされた値やフォーマットされていない値の使用

デフォルトでは、カテゴリ値、離散数値、日付値は、フォーマットされた値として評価されます。連続数値はフォーマットされていない値として評価されます。
このデフォルトの動作をオーバーライドするには、データアイテムの右側に[raw] (フォーマットされていない値を使用する場合)または[formatted] (フォーマットされた値を使用する場合)のいずれかを追加します。
たとえば、
'Expenses'n[formatted]
は、Expensesメジャーがフォーマットされた値として評価されるように指定します。

文字列値の指定

文字列値を入力する場合、文字列を一重引用符または二重引用符で囲んで入力します。引用符を含んでいる値の場合、バックスラッシュ文字を使用して引用符をエスケープします。文字列を二重引用符で囲む場合、同文字列に含まれている一重引用符をエスケープする必要はありません。同様に、文字列を一重引用符で囲む場合、同文字列に含まれている二重引用符をエスケープする必要はありません。たとえば、"O'Reilly"'O\'Reilly''"Hello"'はいずれも有効となります。
改行文字を含んでいる文字列を入力する場合、\r\n、またはこれら両方を使用することで改行文字を指定できます。

日付値、日時値、時間値の指定

日付値、日時値、時間値を指定する場合、フォーマットされた値を引用符で囲み、それに続けて文字“d” (日付値の場合)、“dt”(日時値の場合)、 “t”(時間値の場合) のいずれかを指定します。
時間値の場合、先頭にアンダースコアが付いた値は、一日における特定の時刻を表します。
先頭にアンダースコアがない時間値は、経過時間を表します。
日付値、日時値、時間値の例を次に示します。
日付値、日時値、時間値の例
日付
'23JUN2013'd
'JUN2013'd
'2013'd
'q32013'd
日時
'23JUN2013_5:23:55’dt
'23JUN2013_5:23'dt
'23JUN2013'dt
時間
'_12:23:55't
'_12:23't
経過時間
'44:23:55't
'00:01:34't

集計値の指定

集計値を指定する場合、出力形式aggregation-type [context] (value)を指定します。ここで、contextには、次に示す集計コンテキストのいずれかを指定します。
ByGroup
ビジュアル内で使用されているデータアイテムのサブセットごとに集計を計算します。たとえば、棒グラフでは、ByGroupコンテキストでの集計メジャーは、グラフの棒ごとに別々の集計値を計算します。
ForAll
全データアイテムの集計を計算します(フィルタリング後)。たとえば、棒グラフでは、ForAllコンテキストでの集計メジャーは、グラフの棒ごとに同じ集計値(全データアイテムの計算)を使用します。
使用可能な集計の種類のリストについては、集計(簡易)演算子を参照してください。
たとえば、
sum [bygroup] ('cost'n)
は、BY-group値ごとにメジャーCOSTの合計を集計します。

欠損値の指定

数値や日付値の欠損値を指定する場合、ピリオド(.)を使用します。文字列値の欠損値を指定するには、空の引用符('')を使用します。
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