メジャーに割り当てられている集計により、ビジュアルやレポートオブジェクトでの値の要約方法が決定されます。
たとえば、四半期ごとの売り上げを示す棒グラフでは、各棒は特定の四半期における売り上げメジャーの集計値を表します。売り上げの集計が合計の場合、棒は各四半期における売り上げの合計を表します。売り上げの集計が平均の場合、棒は各四半期における平均の売り上げを表します。
注: 集計の種類によっては、ビジュアルまたはレポートオブジェクトで値を表示するために使用されるデータの出力形式をオーバーライドできます。たとえば、メジャーの通貨出力形式が小数点以下ゼロ桁の精度の場合、分散集計を適用した後、代わりに小数第2位の精度のカンマ出力形式を使って値が表示されます。
メジャーに次の集計を指定できます。
歪度
メジャーの歪度を計算します。歪度は値の分布を示します。正の値は、平均よりも大きい値に対する分布が密であることを示します。負の値は、平均よりも小さい値に対する分布が密であることを示します。
尖度
メジャーの尖度を計算します。尖度値は分布がどのようにピークに達するかを示します。値が大きいほど、分布がより急速にピークに達することが示されます。値が小さいほど、分布がより平坦であることが示されます。
変動係数
メジャーの変動係数を計算します。変動係数は平均に対する標準偏差の割合です。
補正されていない2乗和
メジャーの補正されていない2乗和を計算します。補正されていない2乗和は、2乗値の合計です。
補正済み2乗和
メジャーの補正済み2乗和を計算します。補正済み2乗和は、平均の2乗偏差の合計です。
T統計値(Average = 0の場合)
メジャーの学生のt統計値を計算します(平均値はゼロとみなす)。
P値(T統計値の場合)
t統計値またはより極端な値が見られる確率を計算します。小さい値は平均がゼロになる可能性が低いことを示します。