スプレッドシート、特定の文字で区切られたテキストファイル、SASデータセットなど、自分のデスクトップからローカルデータファイルをインポートする場合、そのファイルをデータとしてSAS
LASR Analytic Serverに転送します。これにより、ユーザーは、管理者や情報技術グループの支援を必要とせずにデータにアクセスできるようになります。
注: SASデータセットのインポートは、PROC IMPORTでは処理されません。SASデータセットは、DATAステップを使用して出力に転送されます。
注: SASデータセットやDBMSテーブルを出力できるのはデータビルダだけです。エクスプローラやデザイナは、SAS LASR Analytic Serverへのデータのインポートだけが行えます。
自分のPC上のファイルシステムで利用可能なデータファイルをインポートできます。これには、Windowsマシン上のC:\
ドライブのようなローカルファイルシステムや、UNIXマシン上の/home/$USER
のようなファイルパスが含まれます。また、ネットワークファイルシステムや共有フォルダ(\\nas\spreadsheets
のようなUNCパス)も含まれます。
Microsoft Excelのスプレッドシート、特定の文字で区切られたテキストファイル、ZIPファイル、SASデータセットに含まれているデータをインポートするには、次の操作を行います。
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インポートデータウィンドウで、インポートしたいデータファイルの種類を表すリンクをクリックした後、ファイルを選択します。
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注: SASデータセットの場合、指定するオプションはありません。
スプレッドシート用のオプション
次に示すオプションは、Microsoft Excelスプレッドシートをインポートする場合に使用できます。
ワークシートの選択
すべてを選択するか、またはインポートするワークシートのチェックボックスをオンにします。
インポート開始行
デフォルトでは、スプレッドシートの最初の行からデータをインポートします。異なる行からデータが始まる場合、その行を選択します。
列名を含む
インポートを開始する行が列名を含んでいる場合、このチェックボックスをオンにします。
テキストファイル用のオプション
次に示すオプションは、特定の文字で区切られたテキストファイルやZIPファイルをインポートする場合に使用できます。
区切り文字
インポートするファイル内で使用されている区切り文字を選択します。ユーザー定義の区切り文字として使用する単一の文字を指定できます。
先頭行が列名を含む
ファイルの先頭行に列名がある場合、このチェックボックスをオンにします。
データレコード開始行
デフォルトでは、2番目の行からデータレコードをインポートします。先頭行が列名を含むの選択を解除すると、この値が最初の行を示します。
スキャンする行数
デフォルトでは、各列のデータの種類と長さを判定するために、ファイルの先頭から500行が読み取られます。より小さい値を指定すると、インポートを短時間で完了できますが、文字型の列の長さを短すぎる値として判定してしまう危険性があります。より大きい値を指定すると、文字型の列の値を切り捨てる可能性を低下させることができますが、処理時間は長くなります。
エンコーディング
ファイルのエンコーディングを選択します。UTF-8またはUTF-16でエンコーディングされたデータをインポートする場合、SAS Web Application ServerがUnicodeサーバーであることを確認するか、またはファイル内容のすべてをSAS
Web Application Serverのエンコーディングに問題なく変換できることを確認します。
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(オプション)
プレビューをクリックし、データを表示します。プレビューでは、ファイルの先頭から最大500行までが表示されます。
ヒント
データのプレビューは、正しいエンコーディングを指定したかどうかを判定する場合に役立ちます。
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(オプション)
出力テーブルセクションで、出力テーブル名と説明を入力します。説明フィールドに入力できる文字数は最大で256文字です。
詳細をクリックしてライブラリ設定や場所の設定を確認します。必要があれば、それらを変更します。
エクスプローラやデザイナを使用しており、データの作成機能を持っていないユーザーは、詳細セクションへのアクセス権を持っていません。このようなユーザーはデータを汎用エリアにインポートできます。または、プライベートな場所にデータを保存を選択すると、他のユーザーがデータにアクセスできなくなります。
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