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ネットワーク図の操作

ネットワーク図について

ネットワーク図は、カテゴリ値の間の関係を、一連のリンクされたノードとして表示します。
次の2種類のネットワーク図を作成できます。
階層
階層やカテゴリの集合を使用して、階層構造を作成します。
非グループ化
ソースデータアイテムとターゲットデータアイテムを使用して構造を作成します。ソースデータアイテムの値ごとに1つのノードが作成され、各ノードからターゲットデータアイテムの値に対応するノードへのリンクが作成されます。
たとえば、ソースデータアイテムが組織内の各従業員の名前を表し、ターゲットデータアイテムが各従業員のマネージャーを表す場合、ネットワーク図には、それぞれ自分のマネージャーのノードへとリンクされる各従業員のノードが表示されます。

ネットワーク図のデータ役割

階層ネットワーク図の基本的なデータ役割

階層ネットワーク図の基本的なデータ役割はレベルになります。階層を指定するか、または任意の数のカテゴリを指定します。レベル役割のデータアイテムは、ネットワーク図のノードを指定します。カテゴリをレベル役割に追加する場合、カテゴリの順番に基づいてそれらの階層関係が決定されます。カテゴリを配列するには、それらをドラッグアンドドロップします。
ヒント
図に複数の複製ノードが表示される場合、非グループ化ネットワーク図が適します。

非グループ化ネットワーク図の基本的なデータ役割

非グループ化ネットワーク図の基本的なデータ役割は、ソースターゲットになります。ソースは、プロットに表示されるすべてのノード値を含むカテゴリを指定します。ターゲットは、ノード間のリンクを作成するカテゴリを指定します。
ターゲットカテゴリは、ソースカテゴリの値のサブセットを含む必要があります。
端末の値がソースデータアイテムの値で、ターゲットデータアイテムが欠損しているデータに行を追加すると、非グループ化ネットワーク図で端末(ターゲットのみ)の値を表すことができます。
たとえば、次の表では、最終の行が端末の値を表します。
従業員
管理者
給与
EMP1
MGR1
40000
EMP2
MGR1
55000
EMP3
MGR1
50000
MGR1
75000

ネットワーク図のその他のデータ役割

基本的なデータ役割以外に、ネットワーク図では、次に示すようなその他のデータ役割を指定できます。
ノードのサイズ
図中のノードのサイズを決定するメジャーを指定します。
ノードの色
図中のノードの色を決定するデータアイテムを指定します。
リンクの幅
図中のノードのリンクの幅を決定するメジャーを指定します。
リンクの色
図中のリンクの色を決定するデータアイテムを指定します。
データチップ
図で表示するデータチップに含める値を持つデータアイテムを指定します。メジャー値は合計(Sum)により集計されます。

ネットワーク図のプロパティの指定

プロパティタブでは、次のオプションを指定できます。
名前
ビジュアルの名前を指定します。
タイトル
グラフの上に表示されるタイトルを指定します。
注: タイトルオプションは、グラフタイトルの自動作成を選択した場合は無効になります。
グラフタイトルの自動作成
グラフタイトルがビジュアル内のデータアイテムに基づいて自動的に生成されるように指定します。
マップの表示
ネットワークを地理マップ上にオーバーレイとして表示します。
注: このオプションが使用できるのは、ノードを作成するすべてのデータ役割に地理が割り当てられている場合のみです。階層ネットワーク図の場合、すべてのレベルが地理である必要があります。非グループ化ネットワーク図の場合、ソースターゲットの両方が地理である必要があります。
ラベルの表示
ノード値を、各ノードの内部テキストとして表示します。
方向の表示
図中のリンクを矢印で表示します。
マップサービス
図にマップが含まれている場合、背景マップのソースを指定します。
ノードの色
図中のノードに割り当てる色のグラデーションを選択します。色のグラデーションの編集ボタンをクリックして、色の割り当てに使用する値を選択できます。カスタムデータ範囲の指定を参照してください。
注: このオプションは、メジャーをノードの色データ役割に割り当てた場合にのみ使用できます。
リンクの色
図中のリンクに割り当てる色のグラデーションを選択します。色のグラデーションの編集ボタンをクリックして、色の割り当てに使用する値を選択できます。カスタムデータ範囲の指定を参照してください。
注: このオプションは、メジャーをリンクの色データ役割に割り当てた場合にのみ使用できます。
追加レベル
階層ネットワーク図の場合にのみ、現在のレベルの下に表示されるレベルの数を指定します。
ノードのスペーシング
図中のノード間に空けるスペースの量を指定します。
ノードのサイズ
図中のすべてのノードに割り当てるサイズを調整します。
ソースノード
現在のノード選択を表示します。ノード選択を削除するには、選択のリセットボタンを選択します。
祖先
選択するソースノードの祖先(親)のレベル数を指定します。0はソースノード自身を表します。範囲を指定するには、複数の選択を実施します。たとえば、0と1の両方を選択すると、ソースノード自身とその第1レベルの祖先が選択されます。
子孫
選択するソースノードの子孫(子)のレベル数を指定します。0はソースノード自身を表します。範囲を指定するには、複数の選択を実施します。たとえば、0と1の両方を選択すると、ソースノード自身とその第1レベルの子孫が選択されます。

ネットワーク図でのノードの配置

ノードの移動

図中の任意のノードを移動するには、そのノードをクリックしてドラッグします。図中の複数のノードを移動するには、移動したい複数のノードを選択した後、それらをドラッグします。
注: 図中のノードの位置は、ユーザーの探索と共に保存されます。

ノードレイアウトの更新

ノードレイアウトを更新するには、レイアウトノードボタンをクリックします。ネットワーク図は、現在のノードレイアウトに基づいて新しいノードレイアウトを作成します。この機能は、ノードを手動で移動した場合に特に役立ちます。ノードレイアウトを更新すると、お使いのノードの間隔や方向が調整されます。

スポットライトツールを使用した複数のデータチップの表示

スポットライトツールを使用すると、カーソルの周囲の円形領域内にあるすべてのノードに関するデータヒントを表示できます。
スポットライトボタンをクリックして、スポットライトツールのオン/オフを切り替えます。

ネットワーク図でのノードの選択

ネットワーク図でノードを選択するには、次のいずれかの方法を使用します。
  • マウスをクリックアンドドラッグして、矩形選択を作成します。
  • Ctrlキーを押しながら、選択したいノードをクリックします。
  • ノードをソースノードとして設定することにより、一連のリンクされたノードを選択します。
    ノードを右クリックした後、ソースとして設定して選択を選択します。
    プロパティタブで、選択するソースノードの祖先(親)と子孫(子)のレベルの範囲を指定します。0は選択されるソースノード自身を表します。
    たとえば、祖先の範囲が0~1であり、かつ子孫の範囲が0~2である場合、ソースノード自身、1レベルの祖先、および2レベルの子孫が選択されます。

ネットワーク図のビューの制御

ネットワークスのビューを制御するには、次のコントロールを使用します。
ズーム
マウスのホイールをスクロールして、カーソルの位置でズームインまたはズームアウトします。
移動(スクロールl)
Shiftキーを押しながら図をドラッグすることにより、その図を移動(スクロール)します。
ビューの再配置
図でズームインを行った結果、スクロールバーが表示された場合、Shift+Altキーを押しながら 図をドラッグすることにより、ズームされたビューを再配置します。
回転
Ctrlキーを押しながら図をドラッグすることにより、その図を回転します。

ネットワーク図からの階層の作成

ネットワーク図にレベル役割のカテゴリが含まれている場合、そのカテゴリを使用して新しい階層を作成できます。
役割タブで、レベル役割のドロップダウンリストをクリックして、階層の作成を選択します。階層にある最初のカテゴリの名前を持つ新しい階層が作成されます。
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