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グラフビルダについて

SAS Visual Analytics Graph Builder (グラフビルダ)を使うと、SAS Visual Analytics Designer (デザイナ)によるレポートで利用できるカスタムグラフオブジェクトを作成できます。
デザイナで使用されるすべてのグラフの種類でカスタムグラフオブジェクトを作成できます。カスタムグラフオブジェクトでは、レイアウトの変更、新しいグラフ要素の追加、役割の変更、ビジュアルプロパティの変更などを行えます。カスタムグラフオブジェクトは、デザイナのオブジェクトタブにあるカスタムヘッダーの下に表示されます。詳細については、デザイナで表示されるようにカスタムグラフオブジェクトを保存を参照してください。
実際のデータとグラフオブジェクトをグラフビルダ内で関連付けるのではありません。そうではなく、グラフビルダと共に提供されるサンプルデータを使用して、グラフオブジェクトやテンプレートを作成します。レポート設計者は、グラフビルダで作成されたグラフオブジェクトを自分のレポートに含める際に、データを割り当てます。
グラフビルダを使って作成されたグラフオブジェクトは、デザイナのグラフオブジェクトと互換性のある一貫した外見を有しています。グラフビルダを使うことで、レイアウトやビジュアルプロパティに関してより多くのオプションを提供する広範な種類のグラフオブジェクトを作成できます。グラフビルダで作成したグラフオブジェクトを使用することで、レポート設計者は、自分のデータに関するシンプルまたは複雑なグラフィカルビューを作成できます。
グラフビルダでは次のことが行えます。
  • グラフ要素をキャンバスにドラッグアンドドロップします。グラフ要素には、プロットとチャートがあり、これらはグラフ要素ペインから使用できます。
    利用できる各グラフ要素の定義と図に関しては、グラフ、チャート、プロットを参照してください。
  • 事前定義グラフオブジェクトのギャラリーをテンプレートとして使用します。ここから、カスタムグラフオブジェクトを作成してカスタマイズできます。詳細については、グラフテンプレートギャラリーについてを参照してください。
  • 必要に応じて、複数のグラフ要素を組み合わせて配置します。たとえば、複数のグラフ要素を1つのセル内に配置すること、行と列からなるセルの格子を作成すること、それらのレイアウトを組み合わせることなどが行えます。
    格子グラフには次の2種類があります。
    • データ駆動型の格子は、複数のセルからなるグラフであり、同グラフでは各セルデータは1つ以上のクラス変数により決定されます。セルの数は、クラス変数の一意の値により決定されます。格子の各セルは、同じグラフ要素を持ちます。ただし、これらのグラフ要素は、クラス変数に関して異なる値を持ちます。
    • ユーザー定義の格子は、複数のセルからなるグラフであり、同グラフではユーザーが各セルを独立に作成します。各セルには、異なる種類のプロットが含まれています。
  • どの役割が割り当てで利用可能になるかを決定し設定します。詳細については、役割の操作を参照してください。
  • グラフ要素のビジュアル属性を指定します。グラフ、グラフセル、個々のグラフ要素、軸、凡例のそれぞれに関するプロパティを指定できます。詳細については、プロパティの操作を参照してください。
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