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KTRANSLATE関数

文字式の特定の文字を置換します。

カテゴリ: DBCS
制限事項: この関数にはI18Nレベル2ステータスが割り当てられ、SBCS、DBCS、およびMBCS (UTF8)と組み合わせて使用するように設計されています。詳細については、次を参照してください。 国際化の互換性
z/OS固有: この関数は z/OS専用です。
EBCIDIC コードシーケンスを使用します。
ヒント: 非DBCSで相当する関数は、TRANSLATEで、SAS関数とCALLルーチン: リファレンスを参照してください。

構文

KTRANSLATE(source,to-1,from-1<,…to-n,from-n> )

必須引数

source

元の文字値を含むSAS式を指定します。

to

KTRANSLATEで代替文字として使用する文字を指定します。

from

KTRANSLATEで置換する文字を指定します。

操作 tofromに指定された値は、1文字ずつ対応します。KTRANSLATEは、fromの1文字をtoの1文字に変換するという具合に処理を続けます。toの文字がfromの文字より少ない場合、KTRANSLATEはfromの余った文字を空白に変更します。toの文字がfromの文字より多い場合、KTRANSLATEはtoの余った文字を無視します。
一部の動作環境では、tofromの引数ペアが必要です。照合順序のセグメントがNULLの from 引数に置き換わる動作環境もあります。

詳細

制限と詳しい情報については、SAS文字列関数の国際化の互換性を参照してください。
KTRANSLATEを使用して、1バイト文字式を2バイト文字式に変換したり、2バイト文字式を1バイト文字式に変換したりできます。
KTRANSLATEが受け入れるtoおよびfromの引数ペアの最大数は、SASを実行する動作環境によって異なります。短い引数のペアを数個使用する場合と、長い引数のペアを少数使用する場合とでは、機能的な違いはありません。
KTRANSLATE関数が事前に長さを割り当てられていない変数に値を返す場合、デフォルトで変数の長さは200に割り当てられます。

次の例では、日本語文字を使用します。
ステートメント
結果
KTRANSLATEの日本語文字使用例
KTRANSLATEの日本語文字使用例
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