前のページ|次のページ

VARTRANSCODE関数

SASデータセット変数のトランスコーディング属性を返します。

カテゴリ: 変数情報

構文

VARTRANSCODE(data-set-id, var-num)

必須引数

data-set-id

OPEN関数が返すデータセット識別子を指定します。

var-num

SASデータセット内での変数の位置を指定します。

ヒント VARNUM関数はこの値を返します。

詳細

トランスコーディングとは、1つのエンコーディングから別のエンコーディングにデータを変換する処理のことです。VARTRANSCODE関数は、var-num変数がその値をトランスコードしない場合は0を、var-num変数がその値をトランスコードする場合は1を返します。
変数のトランスコーディングの詳細については、トランスコーディングのセクション(SAS各国語サポート(NLS):リファレンスガイド)を参照してください。値のエンコーディングおよびデータのトランスコーディングの詳細については、SASデータのトランスコーディングに使用するSBCS、DBCSおよびUnicodeエンコーディング値のセクション(SAS各国語サポート(NLS):リファレンスガイド)を参照してください。

次の例は、文字変数をトランスコードするかどうかの決定方法を示しています。
data a;
   attrib x length=$3. transcode=no;
   attrib y length=$3. transcode=yes;
   x='abc';
   y='xyz';
run;
data _null_;
   dsid=open('work.a','i');
   nobs=attrn(dsid,"nobs");
   nvars=attrn(dsid,"nvars");
   do i=1 to nobs;
      xrc=fetch(dsid,1);
      do j=1 to nvars;
         transcode = vartranscode(dsid,j);
         put transcode=;
      end;
   end;
run;
SASは次の出力をログに書き込みます。
transcode=0
transcode=1

関連項目:

関数:
ATTRN関数 (SAS関数とCALLルーチン: リファレンス)
OPEN関数 (SAS関数とCALLルーチン: リファレンス)
VARNUM関数 (SAS関数とCALLルーチン: リファレンス)
前のページ|次のページ|ページの先頭へ