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SQLプロシジャとのインターフェイス

PROC SQLの使用

構造化照会言語(SQL)は、データベースやリレーショナルテーブル内のデータの取り出しや更新を行うために広く使用されている標準化された言語です。SASソフトウェアのSQLプロセッサを使用して、次のことを実行できます。
  • テーブルおよびビューの作成
  • テーブルに格納されたデータの検索
  • SQLビューおよびSAS/ACCESSビューに格納されたデータの検索
  • テーブル内の値の追加または変更
  • SQLビュー内およびSAS/ACCESSビュー内の値の追加または変更

INTO句

SASマクロ変数を作成するために、SQLには、SELECTステートメントのINTO句が用意されています。1つのINTO句を使用して、複数のマクロ変数を作成できます。INTO句は、%LETステートメントと同じスコープ規則に従います。マクロ変数の作成方法の概要については、マクロ変数を参照してください。INTO句に関する詳細と例については、INTO句を参照してください。

ジョブの実行の制御

PROC SQLには、次を実行するマクロツールも用意されています。
  • エラーが発生した場合のジョブの実行停止
  • データ値に基づく、プログラムの条件付き実行
SQLによって作成され、ジョブの実行に影響を与えるマクロ変数に関する情報を、次の表に示します。
ジョブの実行に影響を与えるマクロ変数
マクロ変数
説明
SQLEXITCODE
SQLの挿入失敗などの、ある種の障害により発生する、最上位のリターンコード格納されます。このリターンコードは、PROC SQLの終了時にSYSERRマクロ変数に書き込まれます。
SQLOBS
SELECTステートメントによって生成された行(オブザベーション)の数が格納されます。
SQLOOPS
PROC SQLの内部ループによって処理された反復の回数が格納されます。
SQLRC
SQLステートメントからのリターンコードが格納されます。リーターンコードについては、SAS SQLのドキュメントを参照してください。
SQLXMSG
パススルー機能が返したエラーに関する説明、およびDBMS固有のリターンコードが格納されます。
SQLXRC
パススルー機能が返したDBMS固有のリターンコードが格納されます。
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