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SASAUTOS=システムオプション

自動呼び出しライブラリの保存場所を指定します。

該当要素: 構成ファイル、OPTIONS ウィンドウ、 OPTIONSステートメント、SAS起動時
カテゴリ: マクロ
PROC OPTIONS GROUP= ENVFILES
MACRO
種類: システムオプション
デフォルト: SASAUTOS
参照項目: SASAUTOS System Option: UNIX (UNIX版SAS)
SASAUTOS System Option: Windows (Windows版SAS)
SASAUTOS= System Option: z/OS (z/OS版SAS)

構文

SASAUTOS= library-specification |
(library-specification-1, library-specification-2, ...)

必須引数

library-specification

SASマクロ定義を含んでいるライブラリメンバを含んでいるライブラリの保存場所を指定します。場所は、SASファイル参照名を指定するか、またはホスト固有の場所名を引用符で囲んで指定します。指定されたライブラリの各メンバはSASマクロ定義を含んでいます。

(library-specification-1, library-specification-2, ...)

SASマクロ定義を含んでいるライブラリメンバを含んでいるライブラリの保存場所を2つ以上指定します。場所は、SASファイル参照名を指定するか、またはホスト固有の場所名を引用符で囲んで指定します。2つ以上の自動呼び出しライブラリを指定する場合、場所の指定を丸かっこで囲み、それらをカンマまたは空白で区切る必要があります。

詳細

SASシステムは自動的に ファイル参照名がSASAUTOSのファイルを生成します。これはSASAUTOS=オプションのデフォルト値で、すべてのSAS自動呼び出しマクロを指します。 SASAUTOS=の値が上書きされると、自動呼出しマクロの場所がわからなくなってしまいます。SASAUTOS=システムオプションの値を指定する場合、ファイル参照名SASAUTOSを最初に指定して、その後に他の自動呼出しライブラリを指定してください。これにより、SASの自動呼出しマクロと定義された他の自動呼出しマクロの両方の場所がわかるようになります。
SASシステムが自動呼び出しマクロ定義を検索する場合、SASAUTOSオプションに指定された順番と同じ順番で各場所をオープンし検索を実施します。SASシステムが指定の場所をオープンできない場合、警告メッセージが生成され、NOMAUTOSOURCEシステムオプションが有効になります。同じSASセッションで自動呼び出し機能を再度使用するには、MAUTOSOURCEオプションを再度指定する必要があります。MRECALLシステムオプションを参照すると、未定義のマクロ名の呼び出しが試みられるたびに、そのマクロ名を見つけるために自動呼び出しライブラリを検索することについて説明しています。
注: 自動呼出しマクロ定義のライブラリ指定のリストの検索時、SASシステムはアクセス権限不足によるアクセス失敗にはエラーを出さずに無視して、ライブラリ指定のリストの検索を続けます。
動作環境の情報: ソースライブラリを指定するには、ファイル参照名を使用するか、またはホスト固有の場所名を引用符で囲んで指定します。有効なライブラリ指定とその構文はホストにより異なります。ライブラリ指定の構文は、通常、お使いの動作環境のコマンドライン構文に一致しますが、句読点が追加または変更されている場合があります。詳細については、動作環境に関するSASのドキュメントを参照してください。
z/OS固有: library-specificationを追加するには、APPENDシステムオプションかINSERTシステムオプションを使用します。詳細については、UNIXおよびz/OS環境におけるAPPENDシステムオプションとINSERTシステムオプションのドキュメントを参照してください。
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