前のページ|次のページ

SYSCC自動マクロ変数

SASによって動作環境に返された現在の条件コード(動作環境の条件コード)が格納されます。

種類: 自動マクロ変数(読み込みおよび書き込み)
参照項目: Automatic Macro Variables in UNIX Environments (UNIX版SAS)
Automatic Macro Variables (Windows版SAS)
Macro Variables (z/OS版SAS)

詳細

SYSCCは、ジョブの条件コードをリセットし、以降のステップの実行を妨げている状態から回復できるようにする、読み込みおよび書き込み用の自動マクロ変数です。
SAS内部では、正常終了を示す値は0です。この内部の値は、各動作環境のホストごとのホストコードによって、意味のある条件コードに変換できます。SASの終了時における&SYSCCの値0は、動作環境のリターンコードの正常値に対応します。
次に、正常条件コードの例を示します。
SYSCCの動作環境と値
動作環境
z/OS
RC 0
OpenVMS
$STATUS = 1
動作環境のリターンコードを確認する方法は、ホストによって異なります。
SASの警告条件コードによって&SYSCCは4に設定されます。
注: SASのERRORCHECK=システムオプションをNORMALに設定すると、LIBNAMEステートメントやFILENAMEステートメント、あるいはSAS/SHAREソフトウェアのLOCKステートメントにエラーがあっても、SYSCCの値は0になります。ファイルが存在しないために%INCLUDEステートメントが失敗した場合でも、SYSCCの値は0になります。詳細については、ERRORCHECK= System Option (SASシステムオプション: リファレンス)を参照してください。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ