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SYSPARM自動マクロ変数

動作環境からSASプログラムステップに渡すことのできる文字列が格納されます。

種類: 自動マクロ変数(読み込みおよび書き込み)

詳細

SYSPARMを使うと、動作環境からSASプログラムステップに文字列を渡すことができます。これによって、プログラムの実行中に文字列にアクセスしたり、文字列を使用したりする手段が提供されます。たとえば、プログラムで処理されるタイトルステートメントまたは値を、SYSPARMを使用して動作環境から渡すことができます。SASプログラム内で、SYSPARMの値を設定することもできます。SYSPARMは、SASプログラム内の任意の場所で使用できます。SYSPARMのデフォルト値は、null (値0の文字)です。
SYSPARMは、SASの起動時に指定した場合に最も役立ちます。詳細については、動作環境に関するSASのドキュメントを参照してください。
注: マクロプロセッサは、SYSPARMの値を常にクォーティング解除して格納します。置換されたSYSPARMの値をクォーティングするには、%SUPERQマクロクォーティング関数を使用します。

比較

  • SYSPARMに値を割り当てる方法は、SYSPARM=システムオプションの値を指定する場合と同じです。
  • SYSPARMの値を取得する方法は、SYSPARM() SAS関数を使用する場合と同じです。

例: プロシジャに値を渡す

この例では、UNIX動作環境で次のようなコマンドを使用して、2011年9月20日にSASを起動します(ライブラリ参照名DEPTおよびTESTは、config.sasファイル内で定義されています)。
sas program-name -sysparm dept.projects -config /myid/config.sas
次に示すように、マクロ変数SYSPARMによってPROC REPORTのデータセット名を指定します。
proc report data=&sysparm
     report=test.resorces.priority.rept;
title "%sysfunc(date(),worddate.)";
title2;
title3 'Active Projects By Priority';
run;
このマクロを実行すると、次のSASステートメントが生成されます。
proc report data=dept.projects
     report=test.resorces.priority.rept;
title "September 20, 2011";
title2;
title3 'Active Projects By Priority';
run;
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