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%SYSGET関数

指定された動作環境変数の値を返します。

種類: マクロ関数
参照項目: Macro Functions in UNIX Environments (UNIX版SAS)
Macro Functions (Windows版SAS)
Macro Functions (z/OS版SAS)

構文

%SYSGET(environment-variable)

必須引数

environment-variable

環境変数名を指定します。environment-variableに指定する変数名の大文字小文字は、動作環境に保存されている変数の大文字小文字と一致していなければなりません。

詳細

%SYSGET関数は、値を文字列として返します。値が切り捨てられた場合や、変数が動作環境で定義されていない場合、%SYSGET関数はSASログに警告メッセージを表示します。
%SYSGET関数が返す値は、それ以降のアクションを実施するかどうかを決定するための条件として、または実行するSASプログラムの一部として使用できます。これにより、たとえば、プログラムで特定の処理を制限することや、ユーザーに固有のコマンドを発行することが可能となります。
詳細については、動作環境に関するSASのドキュメントを参照してください。

例: UNIX環境での%SYSGET関数の使用例

次の例は、UNIX動作環境でのユーザーIDを返すものです。
%let person=%sysget(USER);
%put User is &person;
ユーザーABCDEFがこれらのステートメントを実行すると、次の行がSASログに書き込まれます。
User is abcdef
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