%SYSRPUTマクロステートメントは、SAS/CONNECTを使用してリモートホストにサブミットされ、リモートホストに格納されたマクロ変数の値を取り出します。%SYSRPUTステートメントは、その取得した値をローカルホスト上にあるマクロ変数に割り当てます。%SYSRPUTステートメントは、マクロ変数に値を割り当てるという意味では、%LETマクロステートメントに似ています。ただし、%SYSRPUTステートメントは、同ステートメントが処理されるリモートホスト上の変数に対してではなく、ローカルホスト上の変数に値を割り当てます。%SYSRPUTステートメントは、マクロ変数をローカルホストの現在のスコープ内に配置します。
注: リモートホストおよびローカルホスト上のマクロ変数名の先頭には、アンパサンドを付けません。
%SYSRPUTステートメントは、自動マクロ変数SYSINFOの値を取得し、その値をローカルホストに渡す場合に使用すると便利です。SYSINFOには、一部のSASプロシジャが出力したリターンコードの情報が格納されます。SAS/CONNECTのUPLOADプロシジャとDOWNLOADプロシジャは、どちらもマクロ変数SYSINFOを更新できます。これらのプロシジャがエラーで終了した場合、この変数には0以外の値が設定されます。リモートホスト上で%SYSRPUTステートメントを使用すると、SYSINFOマクロ変数の値をローカルSASセッションに送り返すことができます。このようなジョブをリモートホストに対してサブミットすることにより、リモートホストまたはローカルホスト上で別のステップを開始する前に、PROC
UPLOADステップまたはPROC DOWNLOADステップが正常終了したかどうかをチェックできます。
リモートホスト上またはサーバー上で、新しいマクロ変数を作成したり、既存のマクロ変数の値を変更したりするには、%SYSLPUTマクロステートメントを使用します。