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ERRORステートメント

_ERROR_を1に設定します。SASログに書き込まれるメッセージはオプションです。

該当要素: DATAステップ
カテゴリ: アクション
種類: 実行

構文

ERROR <message>;

引数なし

引数を指定せずにERRORを使用する場合は、自動変数_ERROR_が1に設定され、ブランクのメッセージがログに書き込まれます。

引数

message

メッセージをログに書き込みます。

ヒント messageには、文字リテラル(一重引用符で囲む)、変数名、出力形式、ポインタコントロールを使用できます。

詳細

ERRORステートメントは自動変数 _ERROR_ を1に設定します。SASログへの指定したメッセージの書き込みはオプションです。_ERROR_ =1の場合、現在のオブザベーションに対応するデータ行をSASログに書き込みます。
ERRORステートメントは、次のステートメントの組み合わせに相当します。
  • _ERROR_ を1に設定する割り当てステートメント
  • FILE LOGステートメント
  • PUTステートメント(メッセージを指定する場合)
  • PUT; ステートメント(メッセージを指定しない場合)
  • FILEをあらかじめ指定した設定にリセットする別のFILEステートメント

例: エラーメッセージの書き込み

次の両方の例とも、IF-THENステートメントの条件を満たすオブザベーションごとに、エラーメッセージ、変数名、値をログに書き込みます。
  • この例では、ERRORステートメントはFILEステートメントの指定をあらかじめ指定した設定に自動的にリセットします。
    file file-specification;
       if type='teen' & age > 19 then
          error 'type and age don"t match ' age=;
  • この例では、ERRORステートメントのかわりに、複数のステートメントを使用して同じ結果を出します。
    file file-specification;
       if type='teen' & age > 19 then
          do;
             file log;
             put 'type and age don"t match ' age=;
             _error_=1;
             file file-specification;
          end;

関連項目:

ステートメント:
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