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NETPV関数

現在正味価値をパーセントで返します。

カテゴリ: 財務

構文

必須引数

r

指定したベース期間の利率を分数で表した数値。

範囲 r >= 0

frequency

利率rで指定したベース期間中の支払い回数を表す数値。

範囲 frequency > 0
frequency = 0は、連続割引を許可するフラグです。

c0,c1, ... ,cn

時間0,1,...nに発生する現金支出(支払い)または現金流入(収入)を表す数値のキャッシュフローです。これらのキャッシュフローは、等間隔の期間開始時の値であると想定されます。負の値は支払い、正の値は収入、値0はその時点でキャッシュフローがないことを表します。c0引数とc1引数は必須です。

詳細

NETPV関数は、指定したベース期間中に利率rを使用して、一連の現金支払いc0,c1, ...,cnに対する時間0の正味現在価値を返します。引数frequency > 0は、指定ベース期間で発生する支払い数を表します。
正味現在価値は次の式で求められます。
前述の式には次の関係が適用されます。
支払いの欠損値は0値として扱われます。frequency>0のとき、利率rは指定したベース期間の実効金利です。四半期金利4%(ベース期間は3か月)の毎月現金支払いで計算するには、frequencyを3、rを.04に設定します。
frequencyが0の場合は、連続割引とみなされます。 ベース期間は2つの連続する支払い間の時間間隔で、利率rは名目金利です。
名目年利11%、連続割引、毎月支払いで計算するには、frequencyを0、rを.11/12に設定します。

翌6年間にわたり$200、$300、$400の年2回支払いおよび年間割引率10%を返す初期投資$500では、投資の現在正味価値は次のように表すことができます。
value=netpv(.10, .5, -500, 200, 300, 400);
返される値は95.982864829です。

関連項目:

関数:
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