そのファイル名が、z/OSシステムカタログにある場合は、DSNCATLGDにより値1が返され、カタログにない場合は、値0が返されます。
DSNCATLGDは、FILEEXIST関数に似ていますが、特定の状況での使用において、DSNCATLGDが好まれる理由となっているいくつかの相違点があります。DSNCATLGDでは、動的割り当てが発生しないため、テープデータセットに有効です。テープをマウントする必要がないためです。
任意のバッチジョブで新しいz/OSデータセットを作成する場合、DSNCATLGDは、そのデータセットを作成するジョブステップが終了するまで値1を返しません。FILEEXISTは、動的割り当てを使用して、データセットが存在することを確認します。FILEEXISTは、データセットを作成するバッチジョブが開始されると、値1を返します。
注: z/OSは、動的に割り当てられるデータセットを、動的割り当ての要求時に直ちにシステムカタログに入力します。TSOユーザーによって行われるすべての割り当ては、このようにして処理されます。