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LENGTHN関数

末尾の空白を除いた文字列の長さを返します。

カテゴリ: 文字
制限事項: この関数は、I18Nレベル2に準拠しており、SBCS、DBCSおよびMBCS(UTF8)での使用目的で設計されています。

構文

LENGTHN(string)

必須引数

string

文字定数、変数または式を指定します。

詳細

LENGTHN関数は、string内で最も右にある空白以外の文字の位置を表す整数を返します。stringの値が空白の場合、LENGTHNは値0を返します。stringが数値定数、変数または式(初期化済みまたは未初期化)の場合、数値はBEST12.出力形式を使用して自動的に右揃えの文字列に変換されます。この場合、LENGTHNは値12を返し、SASログに数値が文字値に変換されたというメモを書き込みます。

比較

  • LENGTHN関数とLENGTH関数は、空白以外の文字列に対し同じ値を返します。LENGTHNは空白の文字列に値0を返すのに対し、LENGTHは値1を返します。
  • LENGTHN関数は末尾の空白を除いた文字列の長さを返すのに対し、LENGTHC関数は末尾の空白を含む文字列の長さを返します。LENGTHNは必ずLENGTHCが返す値以下の値を返します。
  • LENGTHN関数は末尾の空白を除いた文字列の長さを返すのに対し、LENGTHM関数は文字列に割り当てられているメモリ量をバイト単位で返します。LENGTHNは必ずLENGTHMが返す値以下の値を返します。

SASステートメントとその結果を次に示します。
SASステートメント
結果
len=lengthn('ABCDEF');
put len;
len2=lengthn(' ');
put len2;
 
6
 
0

関連項目:

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