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CONSTANT関数

マシン定数および数学定数を計算します。

カテゴリ: 数学

構文

CONSTANT(constant <, parameter>)

必須引数

constant

返す定数を特定する文字定数、変数または式を指定します。有効な定数は次のとおりです。

説明
定数
自然数の底
'E'
Euler定数
'EULER'
PI
'PI'
正確な整数
'EXACTINT' <,nbytes>
最大倍精度浮動小数
'BIG'
baseを底とするBIGの対数
'LOGBIG' <,base>
BIGの平方根
'SQRTBIG'
最小倍精度浮動小数
'SMALL'
baseを底とするSMALLの対数
'LOGSMALL' <,base>
SMALLの平方根
'SQRTSMALL'
マシン精度の定数
'MACEPS'
baseを底とするMACEPSの対数
'LOGMACEPS' <,base>
MACEPSの平方根
'SQRTMACEPS'

オプション引数

parameter

任意の数値パラメータです。constantで指定する定数の中には、CONSTANT関数の働きを変える任意の引数があります。

詳細

概要

注意:
一部の動作環境では、ランタイムライブラリに制限があるために、ハードウェアが持つ浮動小数点数を最大限に活用できません。
そのような場合、CONSTANT関数はラインタイムライブラリの制限内で使用できる値を返そうとします。たとえば、ランタイムライブラリでEXP(LOG(CONSTANT('BIG')))を計算できない場合は、CONSTANT('LOGBIG')LOG(CONSTANT('BIG'))と同じ値が返されず、EXP(CONSTANT('LOGBIG'))を計算できる値が返されます。

自然数の底

CONSTANT('E')
自然数の底は次の式で表されます。

Euler定数

CONSTANT('EULER')
Euler定数は次の式で表されます。

PI

CONSTANT('PI')
PI(円周率)は、円の周の長さと直径の比です。この定数を計算する式は多数あります。この数列を表す式の1例は次のとおりです。

正確な整数

CONSTANT('EXACTINT' <, nbytes>)
引数
nbytes
バイト数を表す数値です。
範囲 2 ≤ nbytes ≤ 8
デフォルト 8
正確な整数は、絶対値でk以下のすべての整数を、長さがnbytesのSAS数値変数で正確に表現できる最大整数kです。この情報は、容量を節約するためにSAS数値変数をデフォルトの8バイトから小さいバイト数に調整するときにあらかじめ知っておくと役に立つ情報です。

最大倍精度浮動小数

CONSTANT('BIG')
使用しているコンピュータで表現できる最大倍精度浮動小数点数(8ビット)を返します。

BIGの対数

CONSTANT('LOGBIG' <, base>)
引数
base
対数の底となる数値です。
制限 指定するbaseは1+SQRTMACEPSの値より大きくする必要があります。
デフォルト 自然数の底、E。
baseを底として、使用しているコンピュータで表現できる最大倍精度浮動小数点数(8バイト)の対数を返します。
CONSTANT('LOGBIG', base)以下に累乗された指定のbaseは、累乗演算(**)を使ってもオーバーフローは発生せず、問題なく累乗できます。
浮動小数点数は、CONSTANT('LOGBIG')以下の任意の浮動小数点数で累乗関数EXPを使ってもオーバーフローは発生せず、問題なくで累乗できます。

BIGの平方根

CONSTANT('SQRTBIG')
使用しているコンピュータで表現できる最大倍精度浮動小数点数(8ビット)の平方根を返します。
浮動小数点数は、CONSTANT('SQRTBIG')以下の任意の浮動小数点数で、オーバーフローを発生させずに問題なく平方根を求めることができます。

最小倍精度浮動小数

CONSTANT('SMALL')
使用しているコンピュータで表現できる最小倍精度浮動小数点数(8ビット)を返します。

SMALLの対数

CONSTANT('LOGSMALL' <, base>)
引数
base
対数の底となる数値です。
制限 指定するbaseは1+SQRTMACEPSの値より大きくする必要があります。
デフォルト 自然数の底、E。
baseを底として、使用しているコンピュータで表現できる最小倍精度浮動小数点数(8バイト)の対数を返します。
CONSTANT('LOGSMALL', base)以下に累乗された指定のbaseは、累乗演算(**)を使って問題なく累乗できます。アンダーフローまたはゼロにはなりません。
浮動小数点数は、CONSTANT('LOGSMALL')以上の任意の浮動小数点数で累乗関数EXPを使って問題なくで累乗できます。アンダーフローまたはゼロにはなりません。

SMALLの平方根

CONSTANT('SQRTSMALL')
使用しているコンピュータで表現できる最小倍精度浮動小数点数(8ビット)の平方根を返します。
浮動小数点数は、CONSTANT('SQRTBIG')以上の任意の浮動小数点数で、問題なく平方根を求めることができます。アンダーフローまたはゼロにはなりません。

マシンの精度

CONSTANT('MACEPS')
この場合、epsilon equals , 2 super negative j end super. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。が、ある整数jに対する最小倍精度浮動小数点数(8ビット)として返されるため、1 plus epsilon greater than 1. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。.
この定数は有限精度の計算を行うときに重要です。

MACEPSの対数

CONSTANT('LOGMACEPS' <, base>)
引数
base
対数の底となる数値です。
制限 指定するbaseは1+SQRTMACEPSの値より大きくする必要があります。
デフォルト 自然数の底、E。
baseを底とするCONSTANT('MACEPS')の対数を返します。

MACEPSの平方根

CONSTANT('SQRTMACEPS')
CONSTANT('MACEPS')の平方根を返します。
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