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SAS/OR

SAS/OR 14.2

SAS/OR 14.2は、SAS 9.4M4以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
SAS/OR 14.2では、LP、MILP、およびNLPソルバのパフォーマンスが向上しています。
SAS Simulation Studio (Windows環境用のSAS/OR 14.2のコンポーネント)には、次のモデリングブロックが含まれるようになりました。
  • 新しいキャスターブロックによって、モデル内の複合オブジェクト(エンティティ、オブザベーションなど)の転送が容易になります。
  • キューブロックには、拡張されたキューのコントロールが追加され、これを使用すると、キューがブロックされるのを防止するのに役立ちます。
詳細については、What’s New in SAS/OR 14.2 (SAS/OR 14.2 User’s Guide: Mathematical Programming)を参照してください。

SAS/OR 14.1

SAS/OR 14.1は、SAS 9.4M3以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。最適化時間の短縮、診断機能の強化、操作の簡易化のために新しい最適化機能が多数追加されました。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • 複数のソルバで、そのパフォーマンスが向上されました。
  • PROC OPTMODELの同時FORループ(COFORループ)を分散モードで実行できます。
    注: 分散モードには、SAS High-Performance Optimizationが必要です。
  • PROC OPTMODELにプロファイラが追加され、問題の生成、解決、解決プロセスの各種段階での経過時間がトラックされます。
  • PROC OPTNETは並列コンピューティングを可能にし、より高速のグラフデータの入力を提供し、3つのアルゴリズムを拡張しました。
  • 2次ソルバと非線形ソルバにIIS (irreducible infeasible set)診断が追加されました。
  • 分解アルゴリズムでは、自動的に検出できる制約行列の構造の範囲が拡張されました。
  • CLPプロシジャに、より多くの変数選択ストラテジが追加されました。
Windows環境のSAS/OR 14.1のコンポーネントであるSAS Simulation Studio 14.1に、モデルの精度を向上し、モデル実行の追加コントロールを提供する機能が追加されました。次のハイライトがあります。
  • モデルの実行中にブロックに動的に作成されたデータの入力ポートと出力ポートの実行順序をコントロールします。
  • 同じシミュレーションクロックタイムにスケジュールされたイベントの実行順序を決定する、モデルのブロックのランキングのコントロールを一元化します。
  • スケジュールされた調整が存在する場合におけるリソースエンティティ間でのリソースユニットの割り当てのコントロールが拡張されて向上されました。
  • ローカルPCのSAS Serverを自動起動します。
詳細については、What’s New in SAS/OR 14.1 (SAS/OR 14.1 User’s Guide: Mathematical Programming)を参照してください。

SAS/OR 13.2

SAS/OR 13.2は、SAS 9.4M2以降のリリースで稼働します。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • 複数の最適化ソルバで、そのパフォーマンスが向上されました。
  • PROC OPTMODELでは、評価版の制約論理プログラミング(CLP)ソルバが追加されました。
  • 非線形計画(NLP)ソルバでは、決定変数(パラメータ推定値)に対する共分散行列の出力が追加されました。
  • 分解(DECOMP)アルゴリズムでは、新しいブロック検出機能が追加されました。
  • 線形計画(LP)内点ソルバでは、デフォルトでクロスオーバーアルゴリズムが適用されます。
  • ネットワークソルバはプロダクション版になりました。
  • 混合整数線形計画(MILP)ソルバの並列実装はプロダクション版になりました。
  • SAS Simulation Studio 13.2では、複数の計算コア上で計画点と反復を同時に実行する新しいオプションの並列モデル、データコレクションを制御する新しいデータトリマブロックの集約機能、および式ブロックで生成される数値の精度に対する追加コントロールが提供されます。
詳細については、What’s New in SAS/OR 13.2 (SAS/OR 13.2 User’s Guide: Mathematical Programming)を参照してください。

SAS/OR 13.1

SAS/OR 13.1は、SAS 9.4M1以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。最適化、離散イベント シミュレーション、制約計画において、新機能と現在の機能への拡張が提供されます。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • OPTMODELプロシジャは次をサポートするようになりました。
    • ネットワーク最適化と分析アルゴリズムへの直接アクセス(評価版)
    • COFORループでのソルバ起動の並列実行
    • Base SASのPROC FCMPを使用した関数定義のサポート
  • OPTLSOプロシジャは次を提供するようになりました。
    • 多目的最適化
    • 関数定義での配列構造データ使用のサポート(PROC FCMPを使用)
  • 混合整数線形計画(MILP)ソルバはオプションが追加され、複数計算コアで並列処理が実行できます。(評価版)
  • SAS Simulation Studioによって次が追加されました。
    • カスタムブロックアイコンのサポート
    • シミュレーションクロックの表示の向上
    • サブモデルブロックインターフェイスの拡張
    • その他のインターフェイス向上
詳細については、What’s New in SAS/OR 13.1 (SAS/OR 13.1 User’s Guide: Mathematical Programming)を参照してください。

SAS/OR 12.3

SAS/OR 12.3はSAS/ORソフトウェアのメンテナンスリリースであり、SAS 9.4で稼働します。最も重要点は、並列ハイブリッド局所探索の最適化のためのPROC OPTLSOが追加されたことです。以前はPROC HPLSOという名前であったこのプロシジャは、SAS High-Performance Optimizationにのみ含まれていましたが、現在はSAS/ORで単一マシンモードで使用できます。
詳細については、SAS/ORのソフトウェア製品ページを参照してください。
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最終更新: 2017/07/28