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円グラフタスク

円グラフタスクについて

円グラフタスクでは、データを扇形の"スライス"として表示することによって各部が全体に占める相対的割合を表す円グラフを作成します。各スライスはデータのカテゴリを表します。スライスのサイズは、そのデータがグラフ統計量全体に占める割合を表します。

例:各車種の地域別MSRP総額を示す円グラフ

この例では、各車種のメーカー希望小売価格(MSRP)を生産地域別に比較します。結果の円グラフは、6つの輪(車種ごとに1つ)で構成されます。これらの輪は、3つの地域(アジア、ヨーロッパおよび米国)のMSRP値に区分けされています。このグラフを使用すると、各地域のMSRP総額の値を比較できます。SUV車種の輪は、MSRPが最も高いのは米国で、最も低いのはヨーロッパであることを示しています。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、グラフフォルダを展開し、円グラフをダブルクリックします。円グラフタスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.CARSデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    カテゴリ変数
    産地
    応答変数
    MSRP
    グループ変数
    種類
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
結果を次に示します。
円グラフ

役割へのデータの割り当て

SQL WHERE句を適用して入力データセットのデータをサブセット化できます。Where stringボックスに、有効なSQL構文を入力します。文字列のオペランドは、一重または二重引用符で囲む必要があります。結果のグラフでこのWHERE句を表示するには、フットノートとして含めるチェックボックスを選択します。
円グラフタスクを実行するには、カテゴリ変数役割に列を割り当てる必要があります。
オプション名
説明
役割
カテゴリ変数
オブザベーションを個別のサブセットに分類する変数を指定します。
応答変数
プロットの数値応答変数を指定します。
グループ変数
データのグループ化に使用される変数を指定します。
URL 変数
HTMLページ内でプロットの一部を選択したときに表示されるWebページのURLを格納した文字変数を指定します。
注: タスクで、円グラフに"その他"スライスを生成する場合、このスライスに関連付けられるURLはありません。したがって、このスライスにリンクは含まれません。
向き
開始位置
円グラフの最初のスライスを作成する場所を指定します。残りのスライスは反時計回りに表示されます。
最初のスライスを中央に配置する
最初のスライスをオフセットするかどうかを指定します。

オプションの設定

オプション名
説明
タイトルとフットノート
出力にカスタムのタイトルとフットノートを指定できます。このテキストのフォントサイズを指定することもできます。
円の詳細
塗りつぶしの透明度
プロットの透明度を指定します。範囲は0 (完全に不透明)~1 (完全に透明)です。
データスキン
塗りつぶしたすべての棒に使用する特殊効果を指定します。
円のラベル
場所
ラベルの表示場所(円グラフのスライスの内または外)を指定します。デフォルトでは、スライスに最も適した場所が自動的に決定されます。
ラベルのフォントサイズの設定
各スライスのラベルのフォントサイズを指定できます。
グラフサイズ
グラフの幅と高さをインチ、cmまたはピクセルで指定できます。
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