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プロセスフローについて

プロセスフローとは

プロセスフローを操作するにはVisual Programmingパースペクティブで作業する必要があります。Visual Programmingパースペクティブの詳細については、パースペクティブについてを参照してください。
プロセスフローは1つ以上のオブジェクトで構成されています。各オブジェクトはプロセスフローのノードで表されます。プロセスフローには、SASプログラム、タスク、クエリなどの2つ以上のオブジェクト間の関係が示されます。
このプロセスフローの例には、次の3つのブランチが含まれています。
  • 最初のブランチでは、Sashelp.Classfitデータセットに対してクエリが作成されます。このクエリの結果、SexがMであるオブザベーションのみが出力データセット(Webwork.Query)に含まれます。データのランクタスクは、身長と体重の値を年齢別にランク付けします
  • 2つ目のブランチでは、出力データセットを生成するSASプログラムを作成します。このプログラムの実行後、さらに多くのプログラムとタスクノードを含むサブフローが実行されます。次に、SAS Studioは棒グラフノードの実行を試みます。しかし、このタスクでは警告が生成されます。
  • 3つ目のブランチでは、SASプログラムでエラーが生成されます。テーブル属性のリストノードの情報が不完全です。SAS Studioは、必要なデータが指定されるまでプロセスフローを実行できません。
単純なプロセスフローの例

プロセスフローの作成

SAS Studioでは、複数のプロセスフローを使用できます。これらのプロセスフローはそれぞれ別個に実行されます。新しいプロセスフローを作成するには、新規オプションアイコンをクリックし、新規プロセスフローを選択します。新しいプロセスフロータブがインターフェイスに表示されます。

ポートとは

プロセスフローでは、次の2つのタイプのポートを使用できます。
制御ポート
プロセスフローで、これらのタイプのポートはコントロールポートアイコンとして表示されます。これらのポートを使用して、プロセスフローでノードが実行される順序を指定します。詳細については、プロセスフローでのノードのリンクを参照してください。
データポート
プロセスフローで、これらのタイプのポートはデータポートアイコンとして表示されます。
タスクを実行するときに、入力データソースを指定する必要があります。タスクインターフェイスで入力データソースを指定します。プロセスフローから、入力データポートにマウスポインタを置くことにより、入力データソースの名前を確認できます。別のタブでデータソースを表示するには、データポートアイコンをダブルクリックします。
この例では、データのランクタスクの入力データソースはWebwork.Queryです。
データのランクノードの入力データポートの表示
クエリなどの一部のノードは、出力データソースを有することもあります。出力データポートを使用して出力データソースの名前を確認できます。データソースを表示するには、データポートアイコンをダブルクリックします。
この例では、クエリタスクの出力データソースはWebwork.Queryです。
クエリノードの出力データポートの表示
デフォルトでは、ポートはプロセスフローに表示されます。ポートの表示をオフにするには、ポートの表示をクリックします。

各ノードのステータスについて

プロセスフローを実行するときに、正常に実行されるノードと、実行されないノードがあります。各ノードのステータス、ノードの実行にかかった時間、および出力データが作成されたかどうかを確認するには、結果タブをクリックします。
これは、前のプロセスフローの結果タブの内容です。
プロセスフローの結果タブの例
次のアイコンを使用して、プロセスフローの各ノードのステータスを確認できます。
アイコン
説明
不完全
SAS Studioでノードを実行するにはさらに多くの情報が必要であることを示します。たとえば、このアイコンがタスクノードに表示された場合は、タスクに必須オプションの値を指定する必要があります。このアイコンは、SAS Studioが実行を試みた後で空のサブフローノードに表示される場合もあります。
実行するキュー内のノード
ノードが実行するキュー内にあることを示します。
緑のチェックマーク
ノードのコードが無事サブミットされたことを示します。警告やエラーは返されませんでした。
警告アイコン
ノードのコードで警告が生成されたことを示します。詳細については、そのノードのログを確認してください。
エラーアイコン
ノードのコードでエラーが生成されたことを示します。詳細については、そのノードのログを確認してください。

プロセスフローのカスタマイズ

プロセスフローは次の方法でカスタマイズできます。
  • ノードまたはノードのグループに対して色を指定するには、対象のノードを選択し、Colorをクリックします。ドロップダウンリストから、使用する色を選択します。
  • デフォルトでは、プロセスフローのオブジェクトを自由に配置できます。ただし、プロセスフローに多数のオブジェクトが含まれていると、わかりづらくなる可能性があります。SAS Studioの整列ボタンをクリックすると、プロセスフローのオブジェクトを整列できます。ノードの整列時に、SAS Studioでは依存関係と、ノードをプロセスフローに追加した順序考慮されます。

プロセスフローのプロパティの表示

現在のプロセスフローのプロパティを表示するには、プロパティタブをクリックします。プロパティから、ノードの実行の優先順位を指定できます。プロセスフローは、ノードがプロセスフローに追加された順序でノードを実行します。ノード1が別のノード2に依存している場合、ノード1を実行する前にノード2を完全に実行する必要があります。また、ノードの並列実行を選択することもできます。この場合、複数のWorkspace Serverを使用してノードが実行されます。その結果、ノードは、共通のWorkライブラリを共有しない場合があります。
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