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リストタスク

リストタスクについて

リストタスクは、テーブルのコンテンツをレポートとして表示します。たとえば、リストタスクを使用して、各営業地域ごとに費用と収益を合計したレポートを作成できます。

例:自動車の種類別のドライブトレイン、MSRP、エンジンサイズのレポート

この例では、自動車の種類ごとのレポートを作成します。各レポートには、ドライブトレイン、MSRPおよびエンジンサイズがリストされています。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、データフォルダを展開し、リストをダブルクリックします。リストタスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.CARSデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    リスト変数
    ドライブトレイン
    MSRP
    エンジンサイズ
    グループ分析
    種類
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
結果の一部を次に示します。
Sashelp.Carsデータセットのリストタスクの結果

役割へのデータの割り当て

役割
説明
リスト変数
リストされている順に変数を出力します。
グループ分析
この役割に1つ以上の変数を割り当てると、選択した変数または変数群によってテーブルで並べ替えが実行され、異なる値ごとに、あるいは変数または変数の組み合わせのグループ別にリストが生成されます。
合計
レポートのリストの一番下に、選択した変数の合計値を出力します。
ラベルの識別
この役割で1つ以上の変数を指定すると、行の識別に、オブザベーション番号(結果では列のヘッダー"Obs"で指定)ではなく、これらの変数の出力形式が適用された値がリストタスクで使用されます。

オプションの設定

オプション名
説明
基本オプション
行番号を表示する
オブザベーションごとに行番号をリストする列を出力に追加します。
列のラベルテキストボックスに、この列用のラベルを指定できます。デフォルトでは、この列の名前は、Row numberです。
列ヘッダーに列のラベルを使用する
列のヘッダーとして、列の名前ではなく、列のラベルを使用します。
行数を表示する
テーブルの行数を出力の終わりに報告するか、各グループ別の行数を各グループ別の出力の最後に報告します。
変数を合計する前に値を四捨五入する
各数値をその形式で指定された小数点以下の桁数で四捨五入します。または、形式が指定されていない場合は、少数第3位で四捨五入します。このオプションが指定されている場合、リストタスクでは、変数を合計する前に値の四捨五入が実行されます。
ヘッダーの方向
列のヘッダーは、横書きまたは縦書きで出力できます。あるいは、デフォルトを選択すると、SASにより各列の最適な配列が決定されます。
列の幅
リストタスクでの列の幅の決定方法を指定します。
デフォルト
ページごとに列の幅を決定します。
Full
すべてのページに対して、出力形式の幅(出力形式が指定されていない場合はデフォルトの幅)を使用します。
Minimum
ページごとに、最小の列の幅を使用します。
Uniform
テーブル全体を読み込んで、出力を生成する前に適切な列の幅を決定します。このオプションが選択されていない場合は、ページの異なる同じ列で、列の幅が異なることがあります。
Uniform by
すべての列をBYグループ内で均一にフォーマットします。各変数のフォーマットされた幅をその列幅として使用します。フィールドの幅を指定した出力形式が明示的に変数に設定されていない場合は、タスクでは、最大幅のデータ値が列の幅として使用されます。
ラベルを分割する
変数のラベルに分割文字(*、!、@、#、$、%、^、&、+)のいずれかが含まれている場合、ラベルはその分割文字で分割されます。たとえば、"This is*a label"と記述された変数のラベルがあり、*文字が分割文字として選択されている場合、その列のヘッダーは、次のように出力されます。
This is
a label
列ヘッダーに列のラベルを使用するオプションとラベルを分割するオプションの両方を選択する必要はありません。ラベルを分割するオプションは、変数のラベルを使用する必要があることを暗に示すものです。
リストする行
出力でリストする行の数を指定します。デフォルトでは、すべての行がリストされます。
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