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結合について

テーブルの結合

クエリを作成するときに、複数のテーブルを結合することができます。SAS Studioでテーブルを自動的に結合することも、手動で結合を作成することもできます。SAS Studioでは、名前とタイプが同じ列を基準にしてテーブルを結合しようとします。列の名前とタイプの一致が見つからない場合は、結合基準を指定できます。
注: クエリに複数のテーブルが含まれている場合に、結合基準を指定しないと、出力データにデータ値のデカルト積、つまり可能なすべての組み合わせが含められます。

結合の作成

テーブルを追加し、結合を自動的に作成するには、次の操作を実行します。
ナビゲーションペインのライブラリから、追加するテーブルをテーブルタブのクエリにドラッグします。次に、クエリ内の1つ目のテーブルの上にそのテーブルをドロップして2つのテーブルを結合します。
ClassfitテーブルがライブラリペインからClassテーブルにドラッグされたクエリウィンドウ
結合ウィンドウには、結合基準が表示されます。次の例では、ClassfitテーブルがClassテーブルに対して、両方のテーブルのName列を使用して自動的に結合されています。
ClassテーブルとClassfitテーブルがName列で結合されているクエリウィンドウ
結合を自動的に作成できない場合は、結合条件を手動で指定できます。
結合を手動で作成するには、次の操作を実行します。
  1. クエリウィンドウのテーブルタブで、結合するテーブルを表示できることを確認します。
  2. ツールバーの追加ボタンをクリックし、結合を選択します。新規結合ウィンドウが開きます。
    新規結合ウィンドウ
  3. 左テーブルドロップダウンリストから、結合の左側となるテーブルを選択します。
  4. 結合の種類ドロップダウンリストから、使用する結合のタイプを選択します。デフォルトの結合タイプは内部結合です。
  5. 右テーブルドロップダウンリストから、結合の右側となるテーブルを選択します。
  6. 保存をクリックします。テーブル間の結合が作成されます。テーブルに名前とデータタイプが一致する列が含まれている場合、結合条件が自動的に作成されます。テーブルに名前とデータタイプが一致する列が含まれていない場合は、列ドロップダウンリストから結合条件のための列を選択できます。
    ClassテーブルとClassfitテーブル間の結合を示すクエリウィンドウ
  7. 別の結合条件を結合に追加するには、追加ボタンをクリックし、列ドロップダウンリストから使用する列を選択します。

結合のタイプについて

SAS Studioは4つの異なるタイプの結合をサポートします。既存の結合を変更して、必要な結合のタイプを選択できます。
使用する結合オプションを結合ウィンドウで選択できます。
SAS Studioの結合タイプ
結合のアイコン
説明
内部結合
内部結合アイコン
出力行には、1つ目のテーブルの列が2つ目のテーブルの列の結合基準と一致する行が含まれます。結合のデフォルトは内部結合です。
左外部結合
左外部結合アイコン
出力行には、1つ目のテーブルのすべての行と、2つ目のテーブルの結合条件を満たす行が含まれます。
右外部結合
右外部結合アイコン
出力行には、2つ目のテーブルのすべての行と、1つ目のテーブルの結合条件を満たす行が含まれます。
完全結合
完全結合アイコン
出力行には、両方のテーブルの一致する行と一致しない行がすべて含まれます。

既存の結合の変更

既存の結合を変更するには、異なる結合タイプを選択するか、結合条件で使用される列を変更します。結合条件を追加および削除することも、結合全体を削除することもできます。
結合を変更するには、次の操作を実行します。
  1. クエリウィンドウのテーブルタブで、変更する結合インジケータをクリックします。結合が結合エリアに表示されます。
  2. 結合のタイプを変更するには、結合の種類ドロップダウンリストから新しいタイプを選択します。
  3. 新しい結合条件を追加するには、追加ボタンをクリックし、結合に使用する列を指定します。結合条件を削除するには、該当する条件の横にある削除ボタンをクリックします。
結合全体を削除するには、結合インジケータを右クリックし、削除を選択します。
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