データソース(テーブルまたはサブクエリ)を結合しようとする場合、それらのデータソースをワークスペースに追加する順番が問題になります。ワークスペースに最初に追加されたデータソースは、データクエリに追加する任意の結合において、自動的に左テーブルとして割り当てられます。
ファクトテーブルとディメンションテーブルを使用する場合、データクエリを作成する最も簡単な方法は、最初にファクトテーブルをワークスペースにドラッグアンドドロップすることです。このようにすると、結合の種類のみを指定するだけで良くなるため、ディメンションテーブルを使用した左外部結合、右外部結合、全外部結合をより迅速に実施できます。ただし、ディメンションテーブルを最初にドラッグアンドドロップした場合でも、
結合タブ上の
ボタンを使用することで、結合における左右のテーブルの切り替えが容易に行えます。
ファクトテーブルやディメンションテーブルを使用しない場合、ワークスペースにテーブルを追加する順番はそれほど重要となりません。ワークスペースに最初にドロップされたテーブルが左テーブルとして割り当てられること、および結合タブ上で左右のテーブルの切り替えが行えることだけは記憶しておいてください。 データビルダ は、可能な限り、SQL処理においてベンダ固有の機能を利用します。ソーステーブルがサードパーティベンダ製のデータベースである場合、SAS/ACCESSのインターフェイスエンジンは、SQLステートメントを同データベースにパススルーすることにより、データクエリの性能を最適化できます。