グラフの色スキームとビジュアル属性は、アクティブなレポートテーマから継承されます。レポートテーマとは、スタイル要素からなる指定のコレクションです。各スタイル要素には、塗りつぶしの色、マーカー記号、線のスタイル、フォントフェイスなど数多くの属性が含まれています。マーカー、バー、ラベルなどのグラフ要素の各パートは、そのビジュアル属性を、アクティブなレポートテーマ内の特定のスタイル要素から継承します。同様に、軸や凡例の属性は、スタイル要素から継承されます。
スタイル要素は、デフォルト設定を変更せずに効果的なグラフィックスを生成するように開発されています。ただし、プロパティタブでスタイルのプロパティを変更することにより、デフォルトの設定を変更できます。色やフォントスタイルなどのスタイルのプロパティを指定する場合、グラフコンポーネントに適用されるスタイル要素を変更することになります。
ラベルとして利用できるスタイル要素を次の図に示します。スタイル要素のリストを表示するには、
プロパティタブの
データラベルのフォントの色ドロップダウンリストの隣にある
をクリックします。
個々の色は、そのスタイル要素の隣にあるリスト内に表示されます。自動は、グラフ要素のデフォルト値を表します。自動を指定すると、グループ色やマルチ応答色で提供される色のリストを通じてグラフ要素が循環することが可能となります。
スタイル要素が提供するビジュアル属性は、特定のレポートテーマ内での一貫性を提供します。レポートテーマを後で変更すると、グラフ要素は新しいテーマとの互換性を持ちます。また、ユーザーが指定するプロパティの一部は、レポート設計者が自分のレポート内でグラフオブジェクトを使用する際にレポート設計者によってオーバーライドされることが可能です。