出力形式とは、SASシステムがデータ値の書き出しに使用する命令セットのことです。データビルダでは、データ値の出力の見かけを制御する場合に出力形式が使用されます。ユーザー定義出力形式は、SASシステムによっては提供されない特殊な出力形式です。ユーザー定義出力形式は、カスタムの出力形式カタログ内に保存されます。
ユーザー定義出力形式をSAS Application Serverで使用できるようにするには、カスタム出力形式カタログの名前をformats.sas7bcatとしてSAS-config-dir/Lev1/SASApp/SASEnvironment/SASFormats
に置くという方法をお勧めします。ユーザー定義出力形式に関する詳細は、SAS Intelligence Platform: Data Administration Guideを参照してください。
ユーザー定義出力形式が変数と永続的に関連付けられている場合、データビルダはその出力形式を使用し、
出力形式列内にそれを表示します。ただし、
出力形式メニューを選択して別の出力形式を選んだ場合、
出力形式メニューを使用して元のユーザー定義出力形式に戻すことはできません。作業をまだ保存していない場合、
をクリックすることで、出力形式に対する変更を元に戻すことができます。または、いったん列を削除した後で再度その列を追加しても、同じことが行えます。
カスタム出力形式カタログがSAS Application Serverで正しく利用可能になっている場合でも、データビルダを使用してユーザー定義出力形式を変数に関連付けることはできません。出力形式列のメニューでは、ユーザー定義出力形式を指定できません。