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ジオマップのサポート

概要

ジオマップの使用には、サポートされているジオマップサーバーに接続する必要があります。
注: 配置のクロスドメインプロキシサーブレットのホワイトリストに使用するジオマップサーバーURLがない場合、ジオマップ機能が不完全である場合があります。SAS Intelligence Platform: Middle-Tier Administration GuideConfiguring the Cross Domain Proxy Servlet through a Whitelistを参照してください。

OpenStreetMapサーバー

SASでホスティングされる場合

デフォルトでは、SAS Visual Analyticsは、SASでホスティングされるOpenStreetMapサーバーからマッピングタイルを取得します。SASによりホスティングされているOpenStreetMapサーバーは、レプリケーションとフェイルオーバーをサポートしているため、信頼性の高いアクセスを提供します。
マップのレンダリングは、SAS Visual Analyticsの内部で行われます。次の情報だけが交換されます。
  • (URL形式での)タイル番号の要求が、SAS Visual AnalyticsからOpenStreetMapサーバーに送信されます。
  • マップイメージが、OpenStreetMapサーバーからSAS Visual Analyticsに返されます。
SASがホスティングするOpenStreetMapサーバーへの接続にSAS Visual Analyticsが使用するプロトコルを変更するには、プロパティva.SASGeomapCommunicationProtocolを設定します。

SAS以外でホスティングされる場合

SASがホスティングするOpenStreetMapサーバーを使用する代わりに、各自のサイトでOpenStreetMapサーバーをインストールし、同サーバーの構成、ホスティング、保守を行うこともできます。これは複雑なタスクで、試行する前に、各自のサイトの要件、ニーズ、利点、メンテナンス責任を十分に評価する必要があります。OpenStreetMapサーバーに関する詳細は、www.openstreetmap.orgを参照してください。
別のOpenStreetMapサーバーをSAS Visual Analyticsから参照するには、次の操作を実行します。
  1. プロパティva.GeoMapServerUrlを設定します。
    1. SAS管理コンソールのプラグインタブで、アプリケーション管理次に構成マネージャ次にSAS Application Infrastructure次にVisual Analyticsに移動します。右クリックして、プロパティを選択します。
    2. 詳細タブ上のva.GeoMapServerUrlプロパティに、代替URLのカンマ区切りリストを指定します。
      注: 指定したプロトコル(httpまたはhttps)により、別のOpenStreetMapサーバーに接続するためにSAS Visual Analyticsが使用するプロトコルが決まります。
  2. SAS Application Infrastructureノードで、sas.web.cdps.knownHosts詳細プロパティを更新して代替URLを含めます。
  3. SAS Web Application Serverを再起動します。

Esriサーバー

Esriサーバーの使用は、追加的なオプション構成です。Esriサーバーを参照する配置の場合、エクスプローラとデザイナは、どちらのサーバー(OpenStreetMapまたはEsriのいずれか)を使用するかを決定するユーザープリファレンスとオブジェクトごとの設定を提供します。
注: WKID (well-known ID)形式を使用してパブリッシュされたEsriマップのみがサポートされます。
EsriサーバーをSAS Visual Analyticsから参照するには、次の操作を実行します。
  1. プロパティva.SASGeomapEsriURLを設定します。
    1. SAS管理コンソールのプラグインタブで、アプリケーション管理次に構成マネージャ次にSAS Application Infrastructure次にVisual Analyticsに移動します。右クリックして、プロパティを選択します。
    2. 詳細タブ上のva.SASGeomapEsriURLプロパティに、プロトコル、Esriサーバーのホスト名、サーバーのRESTエンドポイントを含むURLを指定します。
      • ユーザーが各自のサイトにインストールし、自分で設定、ホスティング、保守を行うEsriサーバー(ArcGIS for Server 10.1以降)を参照できます。例:http://my.arcgis.com:6080/arcgis/rest/services
      • 認証を必要としないパブリックArcGISオンラインサンプルマップサービスを参照できます。例:http://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services
      • 認証を必要とするArcGISオンラインサイトは参照できません。
      • 個々のサブフォルダやマップサービスは参照できません。サーバーのRESTエンドポイントを参照する必要があります。
      • 指定したプロトコル(httpまたはhttps)により、Esriサーバーに接続するためにSAS Visual Analyticsが使用するプロトコルが決まります。
  2. SAS Application Infrastructureノードで、sas.web.cdps.knownHosts詳細プロパティを更新してEsri URLを含めます。
  3. SAS Web Application Serverを再起動します。

ジオグラフィーデータセット

SASでは、複数の地域型ドメイン(たとえば、米国の州と米国の都市ZIPコード)についての地理情報を含むデータセットが提供されます。データセット(ATTRLOOKUPおよびCENTLOOKUP)は、/SASApp/Data/valib/の下のSAS構成ディレクトリ内にあります。対応するライブラリ(SASApp - valibなど)はメタデータに登録されています。
SASジオグラフィーデータセットを使用する事前定義のジオグラフィー役割に加えて、ユーザー独自のデータ用にカスタムジオグラフィー役割を定義できます。データに緯度と経度の値が含まれている場合、その値を使用してカスタムジオグラフィー役割を割り当てることができます。
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最終更新: 2018/10/24