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MORT関数

割賦返済パラメータを返します。

カテゴリ: 財務

構文

MORT(a, p, r, n)

必須引数

a

数値で初期の金額を指定します。

p

定期的支払いを指定する数値です。

r

分数で表す定期的な利率を指定する数値です。

n

整数で複利計算を行う期間数を指定します。

範囲 n ≥ 0

詳細

結果の計算

MORT関数は毎期間複利計算される固定利率の割賦返済計算から4つの引数のリスト内の欠損引数を返します。これらの引数には次の式の関係があります。
引数は1つを欠損値とする必要があります。値は残りの3つから計算されます。結果を変換して丸めた数字にする調整は行われません。

結果を計算するときの制限事項

次の引数の組み合わせのいずれかに該当する場合、MORT関数は無効な引数というメモをSASログに返し、_ERROR_を1に設定します。
  • rate < –1 または n < 0
  • principal <= 0 または payment <= 0 または n <= 0
  • principal <= 0 または payment <= 0 または rate <= –1
  • principal * rate > payment
  • principal > payment * n

次のステートメントでは、$50,000を毎月複利計算される年利10%の30年で借入します。毎月の支払いは次のように表すことができます。
payment=mort(50000, . , .10/12, 30*12);
返される値は438.79(丸め値)です。第2引数は欠損に設定されています。これは定期的支払いが計算されることを示します。名目年利10パーセントは、月利0.10/12に変換されています。rateは分数(パーセントではない)で表す複利計算期間当たりの利率です。30年は360か月に変換されます。
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