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DIM関数

配列にある要素数を返します。

カテゴリ: 配列

構文

DIM<n> (array-name)

必須引数

array-name

同じDATAステップで以前に定義された配列の名前を指定します。この引数には定数、変数または式は使用できません。

bound-n

多次元配列にある要素数を確認するディメンションを指定する、数値定数、変数または式です。nが指定されていない場合のみbound-nを使用します。

オプション引数

n

多次元配列にある要素数を確認するディメンションを指定します。n値が指定されていない場合、DIM関数は配列の最初のディメンションにある要素数を返します。

詳細

DIM関数は、1次元配列にある要素数、またはディメンションの下限が1の多次元配列内の指定したディメンションにある要素数を返します。配列処理でDIMを使用することで、配列の要素数を変更するたびに反復DOグループの上限が変更されることを防ぎます。

比較

  • DIMは、常に配列のディメンションにある要素の合計数を返します。
  • HBOUNDは、配列のディメンションでの上限のリテラル値を返します。
注: 配列のディメンションの下限値が1以外で、上限値が配列のディメンションにある要素の合計数以外の場合、この違いが重要です。

例1: 1次元配列

この例では、DIMは5の値を返します。そのため、SASはDOループでステートメントを5回繰り返します。
   array big{5} weight sex height state city;
   do i=1 to dim(big);
     ... more SAS statements ...;
   end;

例2: 多次元配列

この例では、多次元配列にDIM関数を指定する2つの方法を示します。SASコードの例に続く表に示すように、いずれの方法でもDIMで同じ値が返されます。
   array mult{5, 10, 2} mult1-mult100;
構文
別の構文
DIM(MULT)
DIM(MULT,1)
5
DIM2(MULT)
DIM(MULT,2)
10
DIM3(MULT)
DIM(MULT,3)
2

関連項目:

ステートメント:
ARRAY Statement (SAS ステートメント: リファレンス)
Array Reference Statement (SAS ステートメント: リファレンス)
その他のリファレンス:
Array Processing (SAS言語リファレンス: 解説編)
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