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CHOOSEC関数

引数のリストからの選択結果を表す文字値を返します。

カテゴリ: 文字
制限事項: この関数は、I18Nレベル2に準拠しており、SBCS、DBCSおよびMBCS(UTF8)での使用目的で設計されています。

構文

必須引数

index-expression

数値の定数、変数または式を指定します。

selection

文字定数、変数または式を指定します。この引数の値は、CHOOSEC関数によって返されます。

詳細

返される変数の長さ

DATAステップで、まだ長さが割り当てられていない変数にCHOOSEC関数から値が返される場合、その変数には200バイトの長さが設定されます。

基本

CHOOSEC関数は、index-expressionの値を使用して、後続の引数から選択します。たとえば、index-expressionが3の場合、CHOOSECはselection-3の値を返します。第1引数が負の場合、関数は引数のリストを逆方向に数えてその値を返します。

比較

CHOOSEC関数はCHOOSEN関数と類似していますが、CHOOSENが数値を返すのに対してCHOOSECは文字値を返す点が異なります。

次の例では、CHOOSECがどのように一連の値から選択しているのかを示します。
data _null_;
   Fruit=choosec(1, 'apple', 'orange', 'pear', 'fig');
   Color=choosec(3, 'red', 'blue', 'green', 'yellow');
   Planet=choosec(2, 'Mars', 'Mercury', 'Uranus');
   Sport=choosec(-3, 'soccer', 'baseball', 'gymnastics', 'skiing');
   put Fruit= Color= Planet= Sport=;
run;
次の出力がログに書き込まれます。
Fruit=apple Color=green Planet=Mercury Sport=baseball

関連項目:

関数:
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