前のページ|次のページ

FLOORZ関数

ゼロファジーを使用して、引数より小さいか等しい整数のうち最大の値を返します。

カテゴリ: 切り捨て

構文

FLOORZ(argument)

必須引数

argument

数値定数、変数または式です。

比較

FLOOR関数とは異なり、FLOORZ関数はゼロファジーを使用します。引数が整数の1E-12以内でも、FLOOR関数はその整数と等しくなるように結果をファジー処理します。FLOORZ関数は結果をファジー処理しません。そのため、FLOORZ関数を使用すると、予期しない結果が生じる可能性があります。

SASステートメントとその結果を次に示します。
SASステートメント
結果
var1=2.1;
a=floorz(var1);
put a;
 
2
var2=-2.4;
b=floorz(var2);
put b;
 
-3
c=floorz(-1.6);
put c;
 
-2
var6=(1.-1.e-13);
d=floorz(1-1.e-13);
put d;
 
0
e=floorz(763);
put e;
 
763
f=floorz(-223.456);
put f;
 
-224

関連項目:

関数:
前のページ|次のページ|ページの先頭へ