前のページ|次のページ

MARGRCLPRC関数

Margrabeモデルに基づいて、株式のヨーロピアンオプションのコール価格を計算します。

カテゴリ: 財務

構文

MARGRCLPRC(X1, t, X2, sigma-1, sigma-2, rho12)

必須引数

X1

第1資産の価格を指定する正の非欠損値です。

要件 同じ単位でX1X2を指定します。

t

有効期限までの時間を年単位で指定する非欠損値です。

X2

第2資産の価格を指定する正の非欠損値です。

要件 同じ単位でX2X1を指定します。

sigma-1

第1資産のボラティリティを指定する非欠損の正の分数です。

sigma-2

第2資産のボラティリティを指定する非欠損の正の分数です。

rho12

第1資産と第2資産 rho sub x sub 1 , x sub 2 end sub. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。 .

範囲 -1から1まで

詳細

MARGRCLPRC関数は、Margrabeモデルに基づいて、株式のヨーロピアンオプションのコール価格を計算します。この関数は次の関係に基づきます。
引数
X1
第1資産の価格を指定します。
X2
第2資産の価格を指定します。
N
累積正規密度関数を指定します。
前述の式には次の引数が適用されます。
t
有効期限までの時間を年単位で指定します。
sigma with subscript x sub 1 , and with superscript 2 , end sub-superscript. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。
第1資産の分散を指定します。
sigma with subscript x sub 2 , and with superscript 2 , end sub-superscript. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。
第2資産の分散を指定します。
sigma sub x sub 1 end sub. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。
第1資産のボラティリティを指定します。
sigma sub x sub 2 end sub. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。
第2資産のボラティリティを指定します。
rho sub x sub 1 comma end sub . x sub 2 end sub. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。
第1資産と第2資産の間の相関を指定します。
t=0となる特別な場合には、次の式が真です。
注: この関数は、2つの資産から利益配当金がないことを想定しています。
価格設定の基本については、価格関数の使用を参照してください。

比較

MARGRCLPRC関数は、Margrabeモデルに基づいて、株式のヨーロピアンオプションのコール価格を計算します。MARGRCLPRC関数は、Margrabeモデルに基づいて、株式のヨーロピアンオプションのプット価格を計算します。これらの関数はスカラ値を返します。

SASステートメントとその結果を次に示します。
SASステートメント
結果
a=margrclprc(15, .5, 13, .06, .05, 1);
put a;
2
b=margrclprc(2, .25, 1, .3, .2, 1);
put b;
1

関連項目:

前のページ|次のページ|ページの先頭へ