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INTRR関数

内部利益率を分数で返します。

カテゴリ: 財務

構文

INTRR(frequency, c0, c1, ..., cn)

必須引数

frequency

目的の内部利益率に関連付けられた指定ベース期間での支払い数を示す数値です。

範囲 frequency > 0
ヒント frequency = 0は、連続複利計算を許可するフラグです。

c0,c1, ... ,cn

任意の現金払いを示す数値です。

詳細

INTRR関数は、現金払いセットc0, c1,..., cnの指定ベース期間での内部利益率を返します。2つの連続した支払い間の時間間隔は同じとみなされます。引数frequency > 0は、指定ベース期間で発生する支払い数を表します。各インスタンスから発行される情報の数は制限されます。
内部利益率は、一連の支払いの正味現在価値が0となる利率です。(NETPV関数)。内部利益率は次の式で求められます。
xは多項式の実根です。
重根の場合、1つの実根が返され、返される内部利益率の非一意性に関する警告が発行されます。支払いの値によっては、方程式の根が存在しないことがあります。その場合、欠損値が返されます。
支払いの欠損値は0値として扱われます。frequency > 0の場合、計算される利益率は、指定ベース期間で有効な利率です。月払いでの四半期の内部利益率(ベース期間は3か月)を計算するには、frequencyを3に設定します。
frequencyが0の場合は連続複利計算とみなされ、ベース期間は2つの連続する支払い間の時間間隔です。計算される内部利益率は、ベース期間の名目利益率です。月単位の支払いを連続複利計算するには、frequencyを0に設定します。計算される内部利益率は、月単位の利率です。

比較

IRR関数はINTRRと似ていますが、IRR関数では内部利益率がパーセントという点で異なります。

当初の支払いが$400で、次の3年間の予定支払い額がそれぞれ$100、$200、$300の場合、年間内部利益率は次のように表されます。
   rate=intrr(1, -400, 100, 200, 300);
返される値は0.19438です。

関連項目:

関数:
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