次の例では、日時値、日付値、時間値を含んでいるSASデータセットからXMLドキュメントをエクスポートします。このXMLドキュメントは、GENERICマークアップタイプのドキュメントとして生成されます。
まず、次のSASプログラムにより、単純なSASデータセットを作成し、そのデータセットの内容を出力します。変数DateTimeには日時値、変数Dateには日付値、変数Timeには時刻値がそれぞれ含まれます。
data test;
DateTime=14686;
format DateTime datetime.;
Date=14686;
format Date date9.;
Time=14686;
format Time timeampm.;
proc print data=test;
run;
SAS日付値、時刻値、日時値を含むデータセットWORK.TESTのPRINTプロシジャ出力
次のプログラムは、SAS日付値、時刻値、日時値を含むGENERICマークアップタイプのXMLドキュメントをエクスポートします。
libname trans xml 'XML-document' xmltype=generic; 1
data trans.test; 2
set work.test;
run;
1 |
LIBNAMEステートメントは、エンジンとしてXML Engineを指定した上で、ライブラリ参照名TRANSを、エクスポートされたXMLドキュメントが格納されるファイルの物理的な場所(完全なパス名、ファイル名、ファイル拡張子を含むもの)に割り当てます。XMLTYPE=オプションではデフォルト値のGENERICを指定しています。 |
2 |
続くDATAステップでは、SASデータセットWORK.TESTを読み込み、同データセットの内容を指定のXMLドキュメントに出力します。 |
結果として生成されるXMLドキュメントの内容は次のようになります。
GENERICマークアップを使用したXMLドキュメントの内容
<?xml version="1.0" encoding="windows-1252" ?> <TABLE> <TEST> <DateTime> 1960-01-01T04:04:46.000000 </DateTime> <Date> 2000-03-17 </Date> <Time> 04:04:46 </Time> </TEST> </TABLE>